校長室より(ごあいさつ)
本校校長より

 

校長室より(ごあいさつ) 

  本校ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

  本校は昭和59年(1984年)に開校し、令和3年度で38年目を迎える普通科・商業科・情報処理科の3学科を併置する県立高校です。少人数展開や習熟度別の授業をはじめ、各科ともそれぞれの目的や特性に応じた特色ある教育活動を展開し、学力向上に取り組んでおります。

 また、部活動や学校行事も盛んで、資格取得に力を入れており、「勉学・誠実・実行」の校訓のもと、生徒たちはのびのびとした高校生活を送っています。

 皆さん、八潮南高校で自らの可能性に積極的にチャレンジしてください。

 

                          埼玉県立八潮南高等学校長 伊藤 孝人

 
令和3年度 入学式 式辞 

 令和3年 春のこの佳き日に、埼玉県立八潮南高等学校 第38回 入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
 ただ今、入学を許可いたしました230名の新入生の皆さん、本校への入学、誠におめでとうございます。新型コロナウイルスの感染が拡がり、何度も不安な思いをしながらも、皆さんはここまでよく頑張ってきたと思います。教職員一同、入学を心から歓迎いたします。

 晴れの入学にあたり、1つの言葉を紹介しながら、高校3年間の大切な心構えをお話ししたいと思います。それは、元プロ野球選手で、東京読売巨人軍やニューヨークヤンキースなどで活躍した松井秀喜さんが座右の銘にしていた
 心が変われば行動が変わる   行動が変われば習慣が変わる
 習慣が変われば人格が変わる  人格が変われば運命が変わる
という言葉です。これはもともとアメリカ合衆国の心理学者ウィリアム・ジェームズという人の言葉と言われており、松井さんが高校時代に野球部の監督から贈られた言葉だそうです。

 高校生活の中で壁にぶつかった時、この言葉を思い出してみてください。何がいけなかったのかを振り返り、まずは行動に移してみてください。そして、それを三日坊主で終わらせず、習慣になるまで続けていきましょう。その先には成長したあなたの姿があるはずです。そしてきっと栄光が訪れることでしょう。

 新型コロナウイルスはまだ終息の兆しが見えず、古関裕而先生が作曲してくださった自慢の校歌を大きな声で歌うことができないのは残念でなりませんし、しばらくは辛抱の日々が続くと思います。しかし、きっとウイルスを克服し、マスクを外して笑顔で校歌が歌える日が戻ってくることを信じ、一日一日を大切に過ごしてください。
 
 八潮南高校での3年間を通じて、皆さんが立派な人間に成長し、本校を巣立っていくことを祈念し、式辞といたします。              

                       令和3年4月8日 埼玉県立八潮南高等学校 校長  伊藤 孝人

 

令和2年度 卒業証書授与式 式辞

 冬の寒さも和らぎ、春の訪れも感じられるようになったこのよき日に、埼玉県立八潮南高等学校 第35回卒業証書授与式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
 新型コロナウイルスの感染者数は増減を繰り返し、いまだに終息が見えない状況ではありますが、保護者の皆様に見守られ、ただいま卒業証書を授与できましたことを大変嬉しく思います。この1年間、ずっとマスクをつけていなければなりませんでしたし、部活動や学校行事もほとんどできませんでした。友達と食事をしたりゆっくり語り合ったりすることもできなかったことでしょう。ちょうど10年前に東日本大震災で被災された方々も、筆舌に尽くしがたい、辛く、悲しく、そして理不尽な思いをされたことと思います。心からお見舞い申し上げます。
 新型コロナウイルスの感染によって理不尽な思いをしてきた卒業生諸君、まだまだ我慢は続きますが、ここまでよく頑張ってきたと思います。
 ご卒業、本当におめでとうございます。教職員一同、皆さんの卒業を心から祝福いたします。晴れの卒業にあたり、私から一言はなむけの言葉を送りたいと思います。
 それは、ラグビー日本代表選手や監督を務め、「ミスター・ラグビー」と呼ばれた、故 平尾誠二さんの著書『理不尽に勝つ』の一節です。

 「もちろん、絶望の縁からはい上がるには、そして前に進んでいくためには、力がいる。理不尽に立ち向かうには、強い気持ちが必要だ。そして、そのためには、自分が変わるしかない‥‥私もそう思う。つい人のせいにしたくなるけれど、それでは何も変わらない。『こんな社会にした奴が悪いんだ』と、責任を他人に求めても、それで社会が変わるわけでもない。状況を変えるには、自分自身が変わるしか、自分自身で変えていくしかないのである。先に述べたように、人は理不尽を経験すればするほど、より大きな理不尽を体験すればするほど、鍛えられ、強くなれる。間違いなく成長する。そして、理不尽が大きければ大きいほど、それに打ち克ち、乗り越えた時の喜び、達成感は大きくなる。」

 私たちはいつか新型コロナウイルスに打ち克ち、きっと心から笑い、喜び合える日が来るはずです。理不尽を乗り越え、本校の校歌にあるように「強く、正しく、たくましく」これからの世の中を生き抜いていってください。卒業生の皆さんと、そして皆さんをここまで支え、導いてくださったすべての方々のご多幸を祈念し、式辞といたします。        

令和3年3月11日 埼玉県立八潮南高等学校長  伊藤 孝人

(令和2年6月1日)学校再開に当たって

 皆さん、改めましておはようございます。

 緊急事態宣言も解除され、3か月ぶりに学校が再開しました。長いトンネルから少し薄日が差してきた感じがしますが、一方で北九州市では5月14日に緊急事態宣言が解除され、4月30日から5月22日まで23日間連続で感染が確認されませんでしたが、5月23日以降9日間連続(5/31<日>現在)で感染者が確認されるなど、感染の第二波の可能性も指摘されています。

  新型コロナウイルスはワクチンも治療薬もまだ開発されていませんし、未知の部分が多く、私たちは見えない恐怖に怯えながら生活を送っていますし、まだしばらく続くと思います。ですから、「昨年までと同じ」「いつも通り」という訳にはいかず、例えば、10月末の文化祭は「密集・密閉・密接」が避けられず、県教育委員会からの指示などを踏まえ、現時点で中止と判断しました。県内のほとんどの高校が同じような判断をしていると思いますが、本当に残念です。体育祭についても本校では元々の5月29日から10月後半に延期しましたが、現時点で開催は難しい状況にあると言わざるを得ません。修学旅行も日程を1月末に延期し、何とか実施できるよう、2年生の先生方に考えてもらっているところです。しかし、これは生徒諸君やその家族など皆さんの周りの方々の生命を守ることを第一に考えれば、やむを得ないことです。命は本当に大切です。

 私は5月6日に実の兄を病気で亡くしました。63歳でした。入院した翌日に亡くなりました。亡くなる1時間まで兄と会話をしましたが、その後体調が急激に悪化し、帰らぬ人となりました。ベッドサイドモニターのアラートが鳴り続け、やがて心電図の波形が平らかになり、身体の温もりもなくなって冷たくなってしまいました。本当に悲しかったし、「嘘だろう、兄さん、まだ死ぬのは早すぎるよ!」と叫びました。今でもまだ信じられません。新型コロナウイルスではなかったため、家族で葬式ができましたが、新型コロナウイルスで亡くなられた方の中には、お葬式で最後のお別れもできず、無念な思いをされた方もいらっしゃることと思います。

 だから、私は生徒諸君に伝えたい。「命は本当に大切だよ!」と。今、私たちにできることはウイルスの動きを活性化させないこと、そのためには手洗いや消毒、飛沫感染を避けるためのマスクの着用、「密集・密閉・密接」の3つの「密」を避けた行動、これらを皆さんにお願いしたいと思います。

 最後になりますが、学校再開に向けて、校内の掃除をして君たちを迎えてくれた先生たち、君たちのためにマスクを寄付してくださった方々(これは本校のホームページで紹介しています)、また、医療の最前線で皆さんの健康を守るために全力で取り組んでいる医療従事者をはじめ、日常生活を支えてくださっている全ての方々に感謝の気持ちを示しつつ、今、ここで皆さんと再会できたこと、そして学校で学べることの尊さをかみしめながら、再開後の高校生活を送ってほしいと思います。

校長  伊藤 孝人 

 

令和2年度 入学式 式辞 

 令和2年 春のこの佳き日に、埼玉県立八潮南高等学校 第37回入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。

 ただ今、入学を許可いたしました238名の新入生の皆さん、本校への入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。

 晴れの入学にあたり、私から高校3年間の大切な心構え「守・破・離(しゅ・は・り)」についてお話ししたいと思います。「守・破・離」とは、もともと日本の武道や芸術の世界で、技術を習得していくプロセスを示したものですが、勉強やスポーツ、ビジネスなどの世界で成功する人は、必ずと言っていいほど、この「守・破・離」を大切にしています。

 「守」は、基本型を徹底的に身に付ける段階で、これは高校1年生の時が該当するかと思います。社会でのルールやマナーをしっかりと身に付けてほしいと思います。次の「破」の段階では、自分自身の強みや優れた点を知り、それを伸ばすことで自分にあった型を作っていくことになります。これは高校2年生の2学期頃ではないでしょうか?うまくいかなければ何度でも「守」の基本に戻ってほしいと思います。最後の「離」は、自らの進路を定め、それを実現し、学び舎を巣立っていく段階です。

 ここにいる皆さんの多くは、高校3年生在学中に「成人」を迎えることになります。そして、高校を卒業すると、皆さんは一人の大人として責任を果たしていかなければなりません。

 現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、つらい思いをしている人も多いことと思いますが、大切な命を守るため、今は辛抱の時期だと思います。元どおりの学校生活が戻ってくることを信じ、学校再開の日を待っていてください。

 今、お話しした「守・破・離」を大切にし、八潮南高校での3年間を通じて、皆さんが立派な人間に成長し、本校を巣立っていくことを祈念し、式辞といたします。

令和2年4月8日 

埼玉県立八潮南高等学校 校長 伊藤 孝人