校長室より
校長室花暦③
華道部の生徒さんから校長室にお花が届きました。
今回の花材は
・雷電木(別名ナナカマド)
その枝張りの良さから生け花の花材として人気だそうです。別名のナナカマドは「七回かまどに入れても燃えないく
らい堅い」ことからつけられたそうです。5~7月に白い花が咲き、秋には赤い実をつける街路樹としても有名です。
・アイリス
アヤメ科の植物です。日本のアヤメやカキツバタ、ハナショウブなどもこの仲間です。アイリスの名前の由来は、
ギリシャ神話だそうです。全能の神ゼウスの妻であるヘラの従女、イリスという美しい女性にちなんでいます。
浮気癖のあるゼウスはイリスに何度も言い寄りましたが、イリスは誘いを断り続けます。後に、イリスは「自分をゼウ
スから引き離して欲しい」とヘラに伝えました。正直で美しい心を持ったイリスを賞賛したヘラは、イリスに神酒を3
滴ふりかけます。そのとき落ちた雫が、色鮮やかなアイリスの花になったと伝えられています。イリスは虹の女神です
が、これは花弁のつけ根にある模様にちなんでいるといわれています。
なお、紫のアイリスの花言葉は「知恵」「雄弁」。紫色のアイリスは賢いイメージの花言葉を持ちます。
(出典:https://magazine.cainz.com/article/51972)
生徒の皆さん、検定試験や、定期考査の前に街で紫のアイリスを探すといいことある(かも)。
・なでしこ
古文でもかわいらしい幼子のことを「撫でし子」と呼ぶようにかわいらしい小さな花です。いろいろと種類があるよ
うで、今回の花材は色や季節的に「ビジョナデシコ」かと思われます。花言葉は「純粋な愛情」「あなたは完璧」。今回
の作品も「完璧な作品」に仕上がっています。
校長室花暦②
今日は、まるで初夏を思わせる陽気に誘われて校長室の外へ。
正門入ってすぐの右手に「校章の由来」の碑があります。その碑の下の「芝桜」が満開です。
芝桜の花言葉は「合意」「一致」。たくさんの花が集まって咲く「団結力」が由来とのこと。
生徒の皆さんも、大切な友達や部活動の仲間と一緒に芝桜を鑑賞し、絆を深めてみてはいかがでしょうか。
また、職員玄関近くで見事に咲く下の画像の花。漢字で書くと「躑躅」ですが、皆さん読めますか。
正解は「つつじ」です。「躑躅」は「てきちょく」とも読み、足踏みしてあがくという意味があるそうです。
つつじには元々、「羊躑躅」という漢字が当てられていました。一部のつつじは有毒であり、それを食べた羊の苦しむ
様子がまるで「躑躅」しているようであることから、この漢字が使われるようになったと考えられています。
温帯に分布し、春から初夏にかけて鮮やかな色をした花を咲かせる躑躅。花が筒状になっていることから、つつじと
呼ばれるようになったといわれています。(出典:https://domani.shogakukan.co.jp/827518)
ここ最近の暑さで一足飛びに夏に突入かと思われましたが、春は確かに私たちの身近にあります。
校長室花暦①
華道部から校長室へ素敵なお花が届きました。
今回の花材は以下の3種です。
〇桜…花言葉は「精神の美」「優美な女性」など
〇小菊…花言葉は「高貴」「高尚」「信頼」など
〇カラー…花言葉は「華麗なる美」「乙女のしなやかさ」「清浄」など
まさに「清らかな心で高尚な華道の精神を学ぶ」部員の皆さんを表現した作品です。