校長室より(ごあいさつ)
本校ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
本校は昭和59年(1984年)に開校し、
また、部活動や学校行事も盛んで、資格取得に力を入れており、「
皆さん、
埼玉県立八潮南高等学校長 伊藤 孝人
皆さん、改めましておはようございます。
緊急事態宣言も解除され、3か月ぶりに学校が再開しました。長いトンネルから少し薄日が差してきた感じがしますが、一方で北九州市では5月14日に緊急事態宣言が解除され、4月30日から5月22日まで23日間連続で感染が確認されませんでしたが、5月23日以降9日間連続(5/31<日>現在)で感染者が確認されるなど、感染の第二波の可能性も指摘されています。
新型コロナウイルスはワクチンも治療薬もまだ開発されていませんし、未知の部分が多く、私たちは見えない恐怖に怯えながら生活を送っていますし、まだしばらく続くと思います。ですから、「昨年までと同じ」「いつも通り」という訳にはいかず、例えば、10月末の文化祭は「密集・密閉・密接」が避けられず、県教育委員会からの指示などを踏まえ、現時点で中止と判断しました。県内のほとんどの高校が同じような判断をしていると思いますが、本当に残念です。体育祭についても本校では元々の5月29日から10月後半に延期しましたが、現時点で開催は難しい状況にあると言わざるを得ません。修学旅行も日程を1月末に延期し、何とか実施できるよう、2年生の先生方に考えてもらっているところです。しかし、これは生徒諸君やその家族など皆さんの周りの方々の生命を守ることを第一に考えれば、やむを得ないことです。命は本当に大切です。
私は5月6日に実の兄を病気で亡くしました。63歳でした。入院した翌日に亡くなりました。亡くなる1時間まで兄と会話をしましたが、その後体調が急激に悪化し、帰らぬ人となりました。ベッドサイドモニターのアラートが鳴り続け、やがて心電図の波形が平らかになり、身体の温もりもなくなって冷たくなってしまいました。本当に悲しかったし、「嘘だろう、兄さん、まだ死ぬのは早すぎるよ!」と叫びました。今でもまだ信じられません。新型コロナウイルスではなかったため、家族で葬式ができましたが、新型コロナウイルスで亡くなられた方の中には、お葬式で最後のお別れもできず、無念な思いをされた方もいらっしゃることと思います。
だから、私は生徒諸君に伝えたい。「命は本当に大切だよ!」と。今、私たちにできることはウイルスの動きを活性化させないこと、そのためには手洗いや消毒、飛沫感染を避けるためのマスクの着用、「密集・密閉・密接」の3つの「密」を避けた行動、これらを皆さんにお願いしたいと思います。
最後になりますが、学校再開に向けて、校内の掃除をして君たちを迎えてくれた先生たち、君たちのためにマスクを寄付してくださった方々(これは本校のホームページで紹介しています)、また、医療の最前線で皆さんの健康を守るために全力で取り組んでいる医療従事者をはじめ、日常生活を支えてくださっている全ての方々に感謝の気持ちを示しつつ、今、ここで皆さんと再会できたこと、そして学校で学べることの尊さをかみしめながら、再開後の高校生活を送ってほしいと思います。
校長 伊藤 孝人
令和2年 春のこの佳き日に、埼玉県立八潮南高等学校 第37回入学式を挙行できますことは、この上ない喜びであります。
ただ今、入学を許可いたしました238名の新入生の皆さん、本校への入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎いたします。
晴れの入学にあたり、私から高校3年間の大切な心構え「守・破・離(しゅ・は・り)」についてお話ししたいと思います。「守・破・離」とは、もともと日本の武道や芸術の世界で、技術を習得していくプロセスを示したものですが、勉強やスポーツ、ビジネスなどの世界で成功する人は、必ずと言っていいほど、この「守・破・離」を大切にしています。
「守」は、基本型を徹底的に身に付ける段階で、これは高校1年生の時が該当するかと思います。社会でのルールやマナーをしっかりと身に付けてほしいと思います。次の「破」の段階では、自分自身の強みや優れた点を知り、それを伸ばすことで自分にあった型を作っていくことになります。これは高校2年生の2学期頃ではないでしょうか?うまくいかなければ何度でも「守」の基本に戻ってほしいと思います。最後の「離」は、自らの進路を定め、それを実現し、学び舎を巣立っていく段階です。
ここにいる皆さんの多くは、高校3年生在学中に「成人」を迎えることになります。そして、高校を卒業すると、皆さんは一人の大人として責任を果たしていかなければなりません。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大により、つらい思いをしている人も多いことと思いますが、大切な命を守るため、今は辛抱の時期だと思います。元どおりの学校生活が戻ってくることを信じ、学校再開の日を待っていてください。
今、お話しした「守・破・離」を大切にし、八潮南高校での3年間を通じて、皆さんが立派な人間に成長し、本校を巣立っていくことを祈念し、式辞といたします。
令和2年4月8日
埼玉県立八潮南高等学校 校長 伊藤 孝人
令和元年度 卒業証書授与式
式 辞
冬の寒さも和らぎ、春の訪れも感じられるようになったこのよき日に、
埼玉県立八潮南高等学校 第34回卒業証書授与式を挙行できますことは、この上ない
喜びであります。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、式の開催も少々心配されましたが、ただいま卒業証書を授与できましたことを大変嬉しく思います。ご卒業、本当におめでとうございます。教職員一同、皆さんの卒業を心から祝福いたします。
晴れの卒業にあたり、私から一言はなむけの言葉を送りたいと思います。
それは、雨にも負けず、風にも負けず、ウイルスにも、自然災害にも負けず、
「強く、正しく、たくましく」これからの世の中を生き抜いていってください。
結びに、本日は保護者の皆様にはご参列いただけませんでしたが、
卒業生の皆さんからくれぐれもよろしく伝えてください。
卒業生の皆さんと、皆さんをここまで支えてくださったすべての方々のご多幸を祈念し、式辞といたします。
令和2年3月11日
埼玉県立八潮南高等学校長 伊藤 孝人
式 辞
春爛漫の言葉のとおり、 満開の桜のもと穏やかな春のこの佳き日に、本校学校評議員 髙橋 裕 様、PTA会長 鈴木 玉枝 様、後援会会長 小櫃 昌宏 様、をはじめ、多数の御来賓の皆様に御臨席を賜り、 ここに埼玉県立八潮南高等学校 第36回 入学式をかくも盛大に挙行できますことは、 この上ない喜びでございます。
御来賓の皆様におかれましては、御多用の中、御臨席を賜り、
ただ今、入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん、
これから皆さんが迎える高校生活は、
私は、人は皆、幸せになるために生まれてきたと思っています。
しかし、呪文を唱えるだけでは、
そのために、まず「勉学」に励んでください。
そして、常に「誠実」な姿勢を心掛けてください。
最後は「実行」です。
八潮南高校教職員一同、
その一方で、高校生活の中には、時には、辛く、
保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。
高校時代は、お子様が大人になっていく上で、
ここにいる生徒の多くは、高校卒業後に4月を迎えると「成人」
しかしながら、教育は学校だけでできるものではありません。
結びに、皆さんの正面、ステージの上に書かれている本校の校訓「
平成31年4月8日
埼玉県立八潮南高等学校 校長 伊藤 孝人
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