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校長室より

校長室花暦⑮

 華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

スイートピー(写真「ピンクの花:」

 鮮やかな色彩と、蝶が羽ばたいているかのようなユニークな花形、その名の通り「甘い(Sweet)」香りで、春の訪れを告げるシンボルとして人気のある花です。イギリス国王エドワード7世の王妃アレクサンドラは、スイートピーをこよなく愛し、晩餐会や宮殿の至る所にスイートピーを飾らせたため、スイートピーは「エドワード朝を象徴する花」として、イギリスから世界中へとその人気が爆発的に広まりました 。日本には江戸時代末期から明治時代にかけて渡来し、明治時代以降、その香りと美しさから急速に普及し、現代では流行歌の影響もあり、春を代表する花として定着しました。

菜の花(写真「黄色の花」)

 春に色鮮やかな黄色の花を咲かせる、アブラナの花のことで、まだ肌寒い2月頃から5月にかけて咲く「春の訪れ」を感じさせる花です。細長いさやがついており、中には黒い小さな種子が入っています。この種子を圧搾することでできるのが菜種油です。また、花菜はおひたしとして食用とされています。菜の花の咲く頃に降る雨を「菜種梅雨(なたねづゆ)」といいます。俳諧では春の風物として愛され、江戸時代の俳人 与謝蕪村は「菜の花や月は東に日は西に」と詠んだことは有名です。

桜(写真「枝」)

 桜といえば、日本を象徴する花として誰もが知る花です。旧暦を使用していた時代には、新しい1年の始まりは春とともに訪れていため、当初のお花見は桜よりも早い時期に開花する梅の花を愛でていましたが、中国から桜が伝わってきたことにより、平安時代以降次第に桜を見る風習へと変わっていったとされています。はじめて桜の花見をしたのも、平安時代の天皇である嵯峨天皇であったといわれ、天皇主催の花見が毎年開催されるようになったきっかけともいわれています。桜が日本中で愛されるようになったのかについては諸説ありますが、ほんの短い期間だけに咲き誇り、風と共に薄い花びらはさらさらと散っていくため、古来の人々が、桜によって死生観に思いを馳せたり「神聖なもの、神を思わせるもの」として、桜を崇拝の対象にしたりしていたからと考えられています。

 今回の作品が届いたのが2月3日の「節分」の日。翌日の2月4日は「立春」で、暦の上では春の始まりです。校長室にも春の到来です。

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校長室花暦⑭

 華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

ストック(写真「紫の花」)

 ストックには、「茎」という意味があります。ストックの茎は太くしっかりとしていて存在感があるため、そのままストックと名付けられたといわれています。秋以降からたくさんの花が咲きます。冬に映えるパステルカラーのピンク、赤、紫、黄色など花色も多く、花の少ない冬から春にかけて花が咲くので、冬の寄せ植えなどにも重宝されます。春になると、甘い香りが漂ってきて、香りも楽しむことができます。

モンステラ(写真「緑の葉」)

 モンステラは室内に飾る観葉植物としてとても人気があります。南国の雰囲気があり、アロハシャツにもよく描かれています。

スギ(写真「緑の枝」)

 スギという名前の由来は諸説ありますが、幹が真っ直ぐに伸びることから「直木(スクキ)」と呼ばれ、これがスギに変わったという説や、同様に上へ伸び進むことから「進木(ススギ)」と呼ばれ、これが転じてスギになったという説があります。

カーネーション(写真「オレンジの花」) 

 カーネーションは何と言っても「母の日」の象徴。毎年5月の第二日曜日が母の日です。この日には世界中でお母さんにカーネーションを送る風習があります。アメリカの母の日の起源は、戦場の負傷兵の衛生改善活動を行ったアン・ジャービスの娘、アンナ・ジャービスが、1907年5月12日、亡き母をしのんで母が教師をしていた教会に、母が好きだった白いカーネーションを祭壇に飾りました。これに感動した人々が、その翌年の1908年5月10日、同じ教会で、470人の生徒と母親達が「母の日」として祝いました。アンナはこのときの参加者全員に同じく白いカーネーションを手渡しました。これにより、白いカーネーションが母の日のシンボルとなり、1914年にアメリカが5月の第2日曜日を「母の日」として記念日に定めました。今では赤いカーネーションが定番ですが、始まりは白いカーネーションでした。

 めっきり寒くなった今日この頃、校長室に華やかさを運んでくれる作品です。

 

 

 

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校長室花暦⑬(書を添えて)

華道部さんと本校で書道を担当されている岡田先生から作品が届きました。

(今回の花材)

キンギョソウ(写真「ピンクの花」)

 以前の花暦で触れました。振り返っていただければ幸いです。

ハボタン(葉牡丹 写真「緑の葉」)

 葉牡丹は、厳密には花ではなく、キャベツやケールの仲間であるアブラナ科の植物です。観賞用に改良されたもので、葉が牡丹のように見えることから「ハボタン」と呼ばれています。冬でも鮮やかな色を保ち、色合いから縁起が良いとされ、古くから日本の正月飾りとして親しまれています。紅白色の葉牡丹はまるで晴れやかな姿で新年の訪れを祝福するかのようです。色彩が少ない季節に明るい葉の色で元気を与えてくれる貴重な植物です。さまざまな品種があり、色も豊富です。

アカメヤナギ(写真「白銀綿をつけた枝」)

 出回り初めの9月頃は枝も細く緑色で芽も小さい状態ですが、秋が深まると徐々に赤く色づいてきます。翌1月から2月頃には赤い皮が破れるとフワフワとしたかわいらしい銀色の綿毛があらわれます。こうなると、「ギンメヤナギ」とも呼ばれます。アカメヤナギは生け花やアレンジメントによく使われます。また、色合いがお正月らしく、しめ縄やお正月リースなどに使われることもあります。和の雰囲気が出る花材です。

(書道岡田先生について)

 平成元年から現在に至るまで八潮南高校で書道を教えていただいています。筆を持たれて71年目、高校の教壇に立たれてから55年目、これまで本校を含め18校で講師を勤めていらっしゃいます。最初の教え子は昭和47年3月の卒業で73歳になるそうです。先生からは、新年と新年度の初めに書をいただいております。校長室には先生の素晴らしい作品が数多く飾られています。

 年の初めを彩る素晴らしい「お花と書」の作品。校長室は新春の清々しい空気に包まれています。

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校長室花暦⑫

 今週も華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

 コギク(写真「黄色の花」)

 (以前の花暦で触れましたが再掲します。)菊というとお墓参りの花のイメージがありますが、菊が仏花になるのには理由があります。現在はあまり一般的ではなくなりましたが、9月9日は重陽(ちょうよう)の節句です。重陽、つまり陰陽の「陽」である奇数が最大限に重なった日が9月9日ですが、陰陽思想では陰と陽のどちらに強く片寄ることはよくないと考えられたため、気を付けるべき日とされ、邪気祓いの祭りが行われました。その際に、強い香りが邪気を祓うと考えられた菊の花が供えられました。

 アイリス(写真「紫色の花」)

 (以前の花暦で触れましたが再掲します。)アヤメ科の植物です。日本のアヤメやカキツバタ、ハナショウブなどもこの仲間です。アイリスの名前の由来は、ギリシャ神話だそうです。全能の神ゼウスの妻であるヘラの従女、イリスという美しい女性にちなんでいます。浮気癖のあるゼウスはイリスに何度も言い寄りましたが、イリスは誘いを断り続けます。後に、イリスは「自分をゼウスから引き離して欲しい」とヘラに伝えました。正直で美しい心を持ったイリスを賞賛したヘラは、イリスに神酒を3滴ふりかけます。そのとき落ちた雫が、色鮮やかなアイリスの花になったと伝えられています。イリスは虹の女神ですが、これは花弁のつけ根にある模様にちなんでいるといわれています。以前の花暦では花が開いた写真が載っています。この後の開花が楽しみです。

 ウンリュウヤナギ(雲竜柳 写真「茶色の枝」) 

 ウンリュウヤナギという名前は、枝が曲がりくねっている様子が、竜が雲の中を昇っていくように見えることからついたそうです。公園や庭園、寺院に植えられていることが多い樹木です。高さは10メートルほどになります。開花は3月ごろ、小さな黄色い花を咲かせます。葉は先がとがっていて、裏側が白色です。晩秋から2月下旬にかけては枝が薄茶色になり、樹皮が硬くなります。この時期の枝は日もちがよく、アレンジメントやディスプレイなどに使っても長持ちします。お正月飾りとしても使用される枝ものです。枝を金色や銀色、赤色に塗ったものが出回ります。

 今回の作品は、美しさと力強さを兼ね備えた、モノトーンで寒い冬を忘れさせてくれる作品です。

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校長室花暦⑪

 今週も華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

 コギク(写真「黄色の花」)

 以前の花暦で触れました。読み返していただけると嬉しいです。

 キンギョソウ(写真「ピンク・白の花」)

 キンギョソウは地中海沿岸地方原産で、花穂を大きく伸ばし金魚に似た色鮮やかな花を咲かせることからキンギョソウという名前がつきました。また、ドラゴンの口にも見えることから別名ではスナップドラゴンとも呼ばれます。花色は、白、黄、桃、赤、紅紫、橙、複色など豊富にあり、カラーリーフとしても楽しまれています。埼玉県も産地として有名です。

 ベニバスモモ(写真「赤紫の葉枝」)

 ベニバスモモの由来は紅色の葉をもつスモモ属の植物からです。早春から春にかけて開花する美しい花を鑑賞する目的だったり、開花の途中から現れる赤紫色の美しい葉をカラーリーフとして楽しむ目的だったり、食用になる果実を収穫して食べる目的で育てられたりする植物です。薄桃色の花が一斉に開花すると「桜」を思わせる美しい景観をつくります。

 コギクとキンギョソウの可憐な花色とベニバスモモの落ち着いた中にも華やかさのある葉色の取り合わせが、初冬の校長室に彩りを添えています。

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校長室花暦⑩

11月に入り、生徒も冬服に更衣しました。朝晩はだいぶ寒くなってくる中、華道部さんから心暖まる作品が届きました。

(今回の花材)

 フウセントウワタ(風船唐綿 写真「緑の丸い実」)

 フウセントウワタは、別名では「風船玉の木」などとも呼ばれる南アフリカ原産の常緑低木です。フウセントウワタの由来は「風船」の様に果実が膨らむ姿と、「唐(広く外国を意味する)」からきて「綿」の様な冠毛をもつ種子を放出することからきています。

 ティーツリー(写真「黄色の葉」)

 ティーツリー(メラレウカ)は、オーストラリア原産の常緑樹です。爽やかな柑橘系の香りを放つ葉が特徴で、4〜6月ごろに白や淡いピンクの羽毛状の花を咲かせます。ティーツリーの葉には殺菌効果があり、古くはオーストラリアの先住民が万能薬として使用しており、現在ではアロマオイルやハーブとして利用されています。実際に葉を指で擦ると爽やかな香りがつきました。

 ユリ(写真「黄色の花」)

 黄色のユリ(イエローウィン)は、少し黄緑がかったような爽やかな色で、男女問わず好まれやすい色味です。イエローウィンのような黄色いお花は目を引くため、アレンジに取り入れるとひときわ存在感を放ちます。また、イエローウィンの香りは比較的強く、香りの持続性も高いです。顔を近づけると、ユーカリのような爽やかな香りの中に、フルーティーさやスパイシーさの加わった芳香を楽しむことができます。

 今回の作品は、見た目も鮮やかで香りも爽やかな「元気が出る作品」です。冬が近づき、寒さでつい丸まってしまう背筋が伸びるのを感じます。

 

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校長室花暦⑨

10月に入り、暦の上では「更衣」ですが、6月12日から昨日の9月30日まで、最高気温が25度を超える夏日継続日数が111日を数えました。冬服への移行はまだまだ先となりそうです。そのような中、華道部さんより「さわやかな秋」を感じさせる素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

 ケイトウ(写真「オレンジの花」)

 以前の花暦で触れました。読み返していただけると嬉しいです。

 ススキ(写真「緑の葉」と「穂」)

 中秋の名月の際に飾られる日本の秋を象徴する植物です。

 シオン(写真「紫の花」)

 『今昔物語集』(第31巻第27「兄弟二人、萱草・紫苑を植ゑし語」)にも登場する古来よりなじみの深い花です。以下その現代語訳を紹介します。

 今は昔、あるところに二人の男の子がいた。ある時、父親が死んでしまったので、二人は嘆き悲しみ、どれだけ年月を重ねても忘れる事が出来なかった。

 二人は父親を土に埋葬し、恋しい時には一緒に墓に行き、涙を流して、我が身の憂いも嘆きも、生きた親に向かって話すように語って帰って行った。

 やがて年月を重ね、二人は朝廷に仕えて、私事を顧みる事も出来ないほど忙しい身となってしまったので、兄は、「わたしはこのままでは慰められそうにない。萱草(かんぞう)という草は、見る人の思いを忘れさせてしまうと言う。墓の辺に植えてみよう」と、萱草を植えた。

 その後、弟は事ある毎に兄の家に行き、「いつものように墓参りに行きましょう」と誘うのだったが、兄はなかなか都合が付かず、一緒に墓参りする事はなくなってしまった。

 弟はそんな兄の態度を嘆かわしく思った。「私たち二人は父を恋い慕うその心をよりどころにして、毎日を過ごしてきた。兄は既に忘れてしまったと言うが、私は絶対に忘れまい」と心に念じ、「紫苑という草は、見た人の心にあるものを決して忘れさせないと聞く」と、紫苑を墓の辺に植え、いつもそこに行って紫苑の花を見ていたので、いよいよ忘れる事はなかった。

 このようにして年を送っていたのだが、ある日いつものように弟が墓参りをすると、突然、墓の中から声がした。「私はお前の父親の屍を守る鬼である」

 弟はこの声を聞き、恐ろしさのあまり声も出ず答えずにいると、墓の中の鬼は優しい声で続けた。「何も恐れる必要はない。父親と同様、私がお前を守ってやろう。お前が父親を恋い慕うその気持ちは、年月を送るといえども全く変わらなかった。お前の兄はお前と同様に悲しんでいるように見えたが、忘れ草の萱草を植えて、望み通りに父親の事を忘れる事が出来た。一方のお前は紫苑を植えて、これも望み通りに父親の事を忘れる事がなかった。お前の父親を慕うその志の並ならぬ事に感心した。私は鬼の身とは言えども、慈悲の心があり、ものを哀れむ心は深いつもりだ。私はその日に起こる善悪の事を予知する力がある。お前の為にこの予言を夢で知らせてやろう。」弟は涙を流してこれを喜んだ。

 それからというもの、弟はその日に起こる事を毎日夢で見た。身の上に起こる全ての事をはっきりと予知する事が出来た。これは親を恋い慕う心が深かったからである。

 このような事から、嬉しいことのある人は忘れな草の紫苑を植え、また憂いのある人は忘れ草の萱草を植えて、いつも見るべきであると語り伝えられている。

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校長室花暦⑧

 厳しい残暑というより猛暑が続いています。暑さに負けず、華道部さんの2学期の活動も本格化。一服の清涼剤のような素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

 キク(写真「黄色の花」)

 以前の花暦で触れました。旧暦9月9日は重陽の節句で邪気払いに菊の花を飾ります。まさに今の季節を象徴する花です。

 ユキヤナギ(写真「赤の葉」)

 ソメイヨシノの開花が終わるころに雪が降り積もったように小さな白い花を枝いっぱいに咲かせます。枝垂れるように枝一面に咲く花の姿の様子がシダレヤナギに似ていることから、ユキヤナギと名付けられました。今回は花ではなく赤く色づき始めた葉が、季節の移ろいを感じさせます。

 リンドウ(写真「紫の花」)

 漢名は「龍膽(りゅうたん)」で、その由来には苦さを強調して龍の膽(=肝)としたとする説や、葉がイヌホオズキ(龍葵)に似て、根が膽(きも=肝)のように苦いことによるとする説等がある。リンドウという名はこの音読み。センブリと同様、苦みのある根を漢方では胃腸薬として使うことでも知られる。また、青紫の花が美しく、古今和歌集にも登場するほど古くから親しまれている、夏の終わりから秋にかけての代表的な花です。

 古今和歌集 巻第十「物名」 紀友則

  わがやどの はなふみしだく とりうたむ のはなければや  ここにしもくる

   (我が家の庭の花を踏み荒らす鳥を懲らしめよう。野に花がないからここにやって来るのだろうか。) 

   歌中の「とりうたむ のはななけれや」の中に「りうたむのはな(リンドウの花)」が詠み込まれてます。

 今回の花材はまさに「夏から秋」を感じさせてくれるものです。まだまだ暑いとはいえ、台風後の朝の風に夏の終わりも見えてきたかなと思う瞬間もあります。日本ならではの季節の変わり目と言ったところでしょうか。

  

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校長室花暦⑦

 台風からの風雨が心配される中、華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

 キク(写真「黄色の花」)とシャクヤク(写真「ピンクの花」は以前の花暦で触れました。振り返ってお読みいただけるとうれしいです。今回のシャクヤクはつぼみもありますので、今後開花の様子も観賞できるので楽しみです。

 ナンテン(南天 写真「緑の葉」)

 「南天のど飴」という咳止めに効果があるのど飴の名前が有名です。冬に付く赤い実に咳止め効果のある成分が含まれ、雪が降ると雪ウサギを作り、耳は南天の葉、目は南天の実を付けて遊んだという人もいるのではないでしょうか。ナンテンは「難転=難を転ずる」ことにも通じるため、縁起の良い木として古くから庭木として親しまれ、「福をなす」、「良い家庭」といった花言葉が付けられています。暗いニュースも多い昨今ですが、世の中が少しでも良くなるといいですね。

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校長室花暦⑥

 6月半ばにして真夏のような暑さが続く中、華道部さんから一服の清涼剤のような作品が届きました。

(今回の花材)

 ケイトウ(写真「ピンクの花」)とツツジ(写真「緑の枝」)は、以前の花暦で触れました。振り返ってお読みいただけるとうれしいです。

 ミヤコワスレ(写真「白い花」)

 ミヤコワスレ(都忘れ)は、悲しい伝説を由来とした「哀愁」の花言葉で有名なキク科の多年草です。本種ミヤマヨメナ(深山嫁菜 )は、日本の本州などの野山に生息し純白の花を開花させます。愛らしいピンクの花は浜乙女や桃山という種類として知られています。紫色の江戸紫や白色の瀬戸の花嫁などの品種があり、薄青紫や赤の花を咲かせる種類もあります。ミヤコワスレの和名の由来は、鎌倉時代の順徳天皇の伝説まで遡ります。順徳天皇は鎌倉時代の第84代天皇で、鎌倉幕府打倒のため父である後鳥羽上皇と共に承久の乱を発起し大敗して佐渡に流刑され生涯を終えました。順徳天皇は、都の御所でも天皇家を象徴する白い小菊を愛でていたと伝承されています。都を偲ぶ順徳天皇は、佐渡に咲いていた可愛らしい花を眺め、都への思いを忘れようと和歌を詠んだという伝説があります。ミヤコワスレの和名は、その伝説から名付けられたとされています。

 そしてなんと、ミヤコワスレは私の妻の誕生花でもあります。夫婦そろって誕生花を送っていただけるとは…。本当に感激です。

 

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校長室花暦⑤

 体育祭が雨で延期となりました。予備日が翌日に迫る中、再びの雨模様…。そんな憂鬱な気分を忘れさせてくれる華道部さんからの素晴らしい作品が届きました。

(今回の花材)

・マサキ(柾 写真「緑の葉」)

 日本全国で自生している常緑低木です。海岸近くにも多く自生して塩害にも強く、排気ガスにも比較的強いことから、生け垣によく利用されます。 葉は縁がのこぎり状のギザギザが入った楕円形で厚みと光沢のあるところが特徴的です。6~7月に直径5mm程の小さい花を咲かせます。葉が厚いので手厚くもてなすことを連想して「厚遇」、 常緑樹で年中きれいでおだやかな葉がつくために「円満」 の花言葉がつけられています。

・小菊(写真「黄色の花」)

 菊というとお墓参りの花のイメージがありますが、菊が仏花になるのには理由があります。現在はあまり一般的ではなくなりましたが、9月9日は重陽(ちょうよう)の節句です。重陽、つまり陰陽の「陽」である奇数が最大限に重なった日が9月9日ですが、陰陽思想では陰と陽のどちらに強く片寄ることはよくないと考えられたため、気を付けるべき日とされ、邪気祓いの祭りが行われました。その際に、強い香りが邪気を祓うと考えられた菊の花が供えられ、特に黄色の菊は「長寿と幸福」の花言葉がつけられています。

・シャクヤク(芍薬 写真「ピンクの花」)

 花名のシャクヤクは「姿がしなやかで優しい様」を意味する「綽約(しゃくやく)」に由来するともいわれます。諸説ありますが、夕方には花を閉じてしまうことから、「恥じらい」や「はにかみ」の花言葉がつけられています。また、古来より女性の美しさを形容する言葉として「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という表現があります。美しい女性の立ち姿、座る姿、歩く姿を花にたとえた言葉です。

 

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校長室花暦④

 中間考査が終わり、部活動も再開し、華道部さんから素敵な作品が届きました。

(今回の花材)

・ネギボウズ(写真「紫の花」)

 通常の白いネギボウズは知られていますが、今回のような色のつく種類のものは生け花やフラワーアレンジメントでよく利用されるそうです。丸くてふわっとした外見から「愛嬌」「微笑」などの花言葉があります。

・アルストロメリア(写真「ピンクの花」)

 和名を「百合水仙(ユリズイセン)」といい、種類により様々な色を持っています。ピンクのアルストロメリアの  花言葉は「気配り」です。

・ドラセナ(写真「濃赤の葉」)

 「幸福の木」の名で知られるドラセナですが、今回はその色から「ドラセナカプチーノ」かと思われます。別名の通り、花言葉は「幸福」です。

・ケイトウ(写真「オレンジの花」)

 漢字で「鶏頭」と書くように、雄鶏のトサカのような外見から、赤のケイトウがよく知られていますが、種類により様々な色を持っています。オレンジのケイトウの花言葉は「陽気」「親しみ」です。そして、なんと!ケイトウは、私の誕生日の誕生花でもあります! 

 誕生日が夏休みと重なり、家族以外にめったに祝ってもらえないさびしい身に思わぬプレゼント!校長室でひそかにうれし涙の校長です。

          

 

 

 

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校長室花暦③

 華道部の生徒さんから校長室にお花が届きました。

今回の花材は

・雷電木(別名ナナカマド)

 その枝張りの良さから生け花の花材として人気だそうです。別名のナナカマドは「七回かまどに入れても燃えないく

らい堅い」ことからつけられたそうです。5~7月に白い花が咲き、秋には赤い実をつける街路樹としても有名です。

・アイリス 

 アヤメ科の植物です。日本のアヤメやカキツバタ、ハナショウブなどもこの仲間です。アイリスの名前の由来は、

ギリシャ神話だそうです。全能の神ゼウスの妻であるヘラの従女、イリスという美しい女性にちなんでいます。

浮気癖のあるゼウスはイリスに何度も言い寄りましたが、イリスは誘いを断り続けます。後に、イリスは「自分をゼウ

スから引き離して欲しい」とヘラに伝えました。正直で美しい心を持ったイリスを賞賛したヘラは、イリスに神酒を3

滴ふりかけます。そのとき落ちた雫が、色鮮やかなアイリスの花になったと伝えられています。イリスは虹の女神です

が、これは花弁のつけ根にある模様にちなんでいるといわれています。

 なお、紫のアイリスの花言葉は「知恵」「雄弁」。紫色のアイリスは賢いイメージの花言葉を持ちます。

(出典:https://magazine.cainz.com/article/51972)

生徒の皆さん、検定試験や、定期考査の前に街で紫のアイリスを探すといいことある(かも)。

・なでしこ

 古文でもかわいらしい幼子のことを「撫でし子」と呼ぶようにかわいらしい小さな花です。いろいろと種類があるよ

うで、今回の花材は色や季節的に「ビジョナデシコ」かと思われます。花言葉は「純粋な愛情」「あなたは完璧」。今回

の作品も「完璧な作品」に仕上がっています。

 

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校長室花暦②

 今日は、まるで初夏を思わせる陽気に誘われて校長室の外へ。

正門入ってすぐの右手に「校章の由来」の碑があります。その碑の下の「芝桜」が満開です。

 芝桜の花言葉は「合意」「一致」。たくさんの花が集まって咲く「団結力」が由来とのこと。

生徒の皆さんも、大切な友達や部活動の仲間と一緒に芝桜を鑑賞し、絆を深めてみてはいかがでしょうか。

 

 また、職員玄関近くで見事に咲く下の画像の花。漢字で書くと「躑躅」ですが、皆さん読めますか。

正解は「つつじ」です。「躑躅」は「てきちょく」とも読み、足踏みしてあがくという意味があるそうです。

つつじには元々、「羊躑躅」という漢字が当てられていました。一部のつつじは有毒であり、それを食べた羊の苦しむ

様子がまるで「躑躅」しているようであることから、この漢字が使われるようになったと考えられています。

温帯に分布し、春から初夏にかけて鮮やかな色をした花を咲かせる躑躅。花が筒状になっていることから、つつじと

呼ばれるようになったといわれています。(出典:https://domani.shogakukan.co.jp/827518)

 

 ここ最近の暑さで一足飛びに夏に突入かと思われましたが、春は確かに私たちの身近にあります。

 

 

 

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校長室花暦①

 華道部から校長室へ素敵なお花が届きました。

今回の花材は以下の3種です。

 〇桜…花言葉は「精神の美」「優美な女性」など

 〇小菊…花言葉は「高貴」「高尚」「信頼」など

 〇カラー…花言葉は「華麗なる美」「乙女のしなやかさ」「清浄」など

まさに「清らかな心で高尚な華道の精神を学ぶ」部員の皆さんを表現した作品です。

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