学校生活の様子(令和4年度)

南風 on Web(令和4年度)

第2回学校説明会

11月19日(土)、第2回学校説明会を開催しました。
参加してくださった中学生・保護者の皆様、ありがとうございました。
中学校の行事などと重なっていたようで、いつもより少なめではありました。

体育館での全体説明では、校長あいさつ、学校概要、1人1台端末整備、資格取得に関する話がありました。
資格取得については2人の生徒が自作のPowerPointで説明しました。
体育館が寒かったとのお声をいただいたので、今後改善していきたいと思います。

今回の説明会は体験授業も行いました。
本来は中止となってしまった7月の体験入学のなかで実施するはずでした。
30分の短縮版だったので、少々物足りなかったかもしれません。
保護者の方も一緒に受けていただきましたが、いかがだったでしょう。

授業後は希望者を対象に施設見学、個別相談をしていただきました。

今回も受付、誘導、司会など生徒に多くの役割を担ってもらいました。
体験授業のサポートにも入ってもらいました。
役割を果たしてくれた生徒会や広報委員、準備や片付けに協力してくれた部活動の皆さん、お疲れさまでした。

最新のAI検温モニタ導入 受付 司会の髙栁梨花(生徒会) 端末整備について(橋教頭) 資格取得について(3-4白江夢奈・髙橋郁弥)) 国語(要約) 数学(パズル) 理科(液体チッソ実験) 社会(ペリー来航) 英語(会話) ビジネス基礎(計算) 簿記(記帳) 情報処理(Word) ビジネス情報(Excel) 課題研究(PowerPoint)

生徒会役員選挙

11月10日(木)6限、第39期生徒会役員の選挙が行われました。
定数1名の会長、2名の副会長にそれぞれ3名が立候補し、久々の決選投票になりました。

立候補者の応援者が演説した後、本人が公約を述べ、自分こそがふさわしいと熱の入った演説をしました。
6名全員が校則の変更に触れ、自分たちが過ごしやすい学校にしたいと言っていたのは印象的でした。

世の中では理不尽な校則や指導がたびたび取り上げられています。
文部科学省も12年ぶりに生徒指導の手引きとなる「生徒指導提要」を改訂します。
そこでは子どもの人権を明確に記載し、校則の見直しや公開についても進言しています。

5日後の15日(火)には選挙結果が告示され、以下のようになりました。

会長 2-6麦倉優花
副会長 2-5小山日愛 2-6栁沼海

3人にあらためて抱負を聞きました。

—麦倉
就任したらすぐに公約実現に取り組みます。
髪型など身だしなみについての校則・指導を見直します。
今の時代に合った規則や指導のあり方に変えて、生徒がハッピーになれる学校にしていきたいです。

—小山
自分を変えたいと思って選挙に臨みました。
整容やスマホに関する決まりを納得のいくものにし、4年後の統合に向けて学校も変えておきたいです。
生徒の正直で本音の意見を取り上げるため、先生ではなく、まずは生徒会に直接届くようにしたいです。

—栁沼
多くの生徒が校則や指導について不満を持っているようなので、意見を拾い上げて解消していきたいです。
なぜいけないのかわからない、セーター通学やくるぶし靴下をOKにしたいです。
美化委員会などと協力してトイレをきれいにすることも考えています。

残念ながら当選できなかった生徒も協力して生徒会活動をしていくようです。
生徒会がリーダーシップを取って、八潮南高校をよりよい学校にしていくことを期待しています。
中学生が進学したくなる、在校生が満足する、卒業生が誇れる高校であってほしいです。

麦倉優花(むぎくらゆうか) 小山日愛(こやまひより) 栁沼海(やぎぬまかい)

芸術鑑賞会

芸術鑑賞会が11月10日(木)5限に実施されました。
本校では3年ごとにあり、在校中に1度は鑑賞できるようにしています。

本来は全校生徒が対象ですが、コロナ感染を考慮し、3年生だけとなりました。
1・2年生については来年度に見られるようにする予定です。

今回のテーマは古典芸能で「鈴々舎馬るこの『江戸のにぎわい』」。
芸を披露するのは、落語の鈴々舎馬るこ(れいれいしゃまるこ)、和妻(わづま)の養老瀧之丞(ようろうたきのじょう)。

オープニングは、馬るこ師匠の落語の解説と生徒とのコラボ企画です。
代表した3人は高座に上がってひとネタやるという貴重な経験ができました。

次は、養老瀧之丞の和妻。
和妻というのは日本の伝統的な手品のこと。
代表的な演目の「浮かれの蝶」、続いて「連理の紙」「金輪の曲」「宝箱」で楽しませていただきました。

最後は鈴々舎馬るこの「転失気(てんしき)」。
古典落語の演目の一つです。
屁(へ、おなら)のことである転失気という言葉の意味がわからない人たちのやりとりが内容。
オチは…。

本物の芸術に直接触れられる機会はそれほどないのが実情でしょう。
鈴々舎馬るこ、養老瀧之丞のお二人、企画制作の横浜文化芸能様、ありがとうございました。

リーフレット 3-1円子(まるこ)と馬るこのコラボ 浮かれの蝶 宝箱 鈴々舎馬るこ 花束贈呈

皆既月食&天王星食

11月8日(火)の夜、極めて貴重な天体ショーが全国で観測できました。
太陽と月の間に地球が入り、月が地球の影に完全に隠れてしまう皆既月食。
さらに、天王星が月の裏側に隠れてまた出てくる、という天王星食も(水金地火木土天海冥の天です)。

皆既といっても、日食と違って真っ暗になるのではなく、赤黒い色になります。
光には青・黄・赤などの色があるのは知っていますよね(虹をイメージしてください)。
太陽の光が地球の大気を通過するときに、性質上、青や黄などの光は散らばってしまい月まで届きません。
光の中で一番遠くまで届きやすい赤は、弱くなりながらも地球を回り込んで月まで到達できるんです。

ここ八潮南高校の5階からもとても鮮明に見ることができました。
天王星を直接この目で見たのは初めて。
LIVE映像やプロが撮影した写真とは違い、天体と同じ空間を共有しているのを体感でき、ちょっと感動です。
人間の存在なんて無関係に繰り広げられる壮大な世界を眺めていると、視野や心を広く持たなきゃな、と思えてきます。

日本で皆既月食中に惑星食が起こるのは1580年7月26日の土星食以来、442年ぶりらしいです。
次回は2344年7月26日の土星食で、322年後…。
今回見逃した人は後悔してるかな??

校舎5階の教室から 月の7時方向に天王星 天王星が月に潜入開始

※いつも使っているコンパクトデジカメでもそこそこ撮影できた。
(1枚目)校舎5階の教室から東の空を望む。上方の小さな赤銅色の点が皆既食中の月。下は三郷・松戸方面の市街地が広がる。

(2枚目)月の7時方向に位置する小さく光る点が天王星。これから月に近づいていく。
(3枚目)天王星が月に隠れる直前(潜入開始)。月のほぼ真下(ほんの少しだけ左)で接している小さな白い点が天王星(わかりづらいかも)。月の左側は明るくなりだし、皆既から部分食に戻ろうとしている。

翔鴎祭(文化祭)

10月28・29日(金・土)の2日間にわたって翔鴎祭が開催されました。
1日目は校内のみ、2日目は一般公開でした。
人数を制限、午前午後の入替制、事前予約の保護者・中学生に限定、という形ではありましたが、公開できました。
生徒が力を入れた企画を友人や卒業生、地域の皆様に楽しんでいただけなかったのは残念…。

一般公開の終了後には体育館で後夜祭(夜でなく昼間ですが)を実施。
36回の歴史の中で初めてらしく、生徒から提案したようです。
希望者だけの参加にし、3年生優先で人数制限をしました。

日曜・代休を挟み、11月2日(火)には片付けと閉会式。
保護者・中学生による投票の結果、翔鴎祭大賞は漫画研究会と3年4組に決まりました。
最後はここ数年影を潜めていた本校のゆるキャラ、八ッピー(やっぴー)の閉会のことばで締めくくられました。

文化祭実行委員や生徒会、クラス・部活動・有志、参加したすべての皆さん、お疲れさまでした。
体育祭同様、例年の翔鴎祭を知る生徒はいなかったし、教職員でも半数以下。
知らないからこそ前例にとらわれない発想ができることもあります。
今後も生徒が主体となって盛り上げていってほしいなと思います。

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