令和7年度第2学期終業式 校長講話
皆さんおはようございます。インフルエンザが若干減少したものの、まだ警戒レベルを超えているようです。皆さん体調は大丈夫でしょうか。
さて、2学期の始業式でお話したことを覚えていますか。3年生の皆さんには、それぞれの希望進路の実現に向け、これまで身に付けてきた実力を余すことなく発揮してほしいということでした。そして1・2年生の皆さんには、本校の校訓「勉学・誠実・実行」に立ち返り、様々なことにチャレンジしてほしいということでした。
まず、3年生の皆さん、今年も素晴らしい進路実績を残してくれました。これまで八潮南高校で身に着けてきた力が実を結んだ結果だと思います。しかし、これで終わりではありません。進路決定はあくまでもこれからの人生の新たなスタートラインに立ったということに過ぎません。それぞれの進路に向けて、卒業までにまだまだやらなければならないことがあるはずです。また、これから希望進路の実現に向けて最後の追い込みに入っている皆さんも併せて、この冬休みにやるべきことを改めて整理してほしいと思います。
1・2年生の皆さん、この2学期、何かにチャレンジしましたか。勉学、部活動、学校行事、資格取得、この八潮南高校には皆さんがチャレンジできることがたくさんあります。この2学期に自分がチャレンジしたことを振り返り、成功した人は新たな課題を見つけ、目指した結果を得られなかった人は、何が足りなかったか、こちらも新たな課題を見つけてください。大切なのは、チャレンジし続けることです。
このチャレンジし続けることの大切さについて、発明家のスティーブンソンは、「我々の目的は成功ではなく、失敗にたゆまずして進むことである。」という言葉を残しています。世界史の授業で学んだかもしれませんが、スティーブンソンは、産業革命期のイギリスの発明家で、1825年に蒸気機関車による鉄道の運行に成功し、1830年にはマンチェスター=リヴァプール間で鉄道営業を開始、1830年代の鉄道時代を牽引し、その後の世界に大きな影響を与えた人物です。蒸気機関車そのもの自体は、トレヴィシックという人物によって1802年に発明製作されていましたが、実用化はされていませんでした。スティーヴンソンはその改良に取り組み、1814年にはじめて石炭輸送のための実用的な蒸気機関車を製作し、その後の運行、鉄道営業へとつなげていきました。歴史が、蒸気機関車の発明という「成功」だけで終わっていたら、人類の進歩も違ったものになっていたかもしれません。
「目的は成功ではなく進むこと。」これから始まる冬休みは、ゆく年を振り返り、くる年に思いをはせる時でもあります。これまでの取り組みを振り返り、新たな年の初めである学年最後の3学期に何をするのか。このことについてじっくり考える絶好のタイミングです。皆さん、来年2026年も挑み続けていきましょう。進み続けていきましょう。