校長室花暦⑩
11月に入り、生徒も冬服に更衣しました。朝晩はだいぶ寒くなってくる中、華道部さんから心暖まる作品が届きました。
(今回の花材)
フウセントウワタ(風船唐綿 写真「緑の丸い実」)
フウセントウワタは、別名では「風船玉の木」などとも呼ばれる南アフリカ原産の常緑低木です。フウセントウワタの由来は「風船」の様に果実が膨らむ姿と、「唐(広く外国を意味する)」からきて「綿」の様な冠毛をもつ種子を放出することからきています。
ティーツリー(写真「黄色の葉」)
ティーツリー(メラレウカ)は、オーストラリア原産の常緑樹です。爽やかな柑橘系の香りを放つ葉が特徴で、4〜6月ごろに白や淡いピンクの羽毛状の花を咲かせます。ティーツリーの葉には殺菌効果があり、古くはオーストラリアの先住民が万能薬として使用しており、現在ではアロマオイルやハーブとして利用されています。実際に葉を指で擦ると爽やかな香りがつきました。
ユリ(写真「黄色の花」)
黄色のユリ(イエローウィン)は、少し黄緑がかったような爽やかな色で、男女問わず好まれやすい色味です。イエローウィンのような黄色いお花は目を引くため、アレンジに取り入れるとひときわ存在感を放ちます。また、イエローウィンの香りは比較的強く、香りの持続性も高いです。顔を近づけると、ユーカリのような爽やかな香りの中に、フルーティーさやスパイシーさの加わった芳香を楽しむことができます。
今回の作品は、見た目も鮮やかで香りも爽やかな「元気が出る作品」です。冬が近づき、寒さでつい丸まってしまう背筋が伸びるのを感じます。