【学校生活の様子】

平成29年度第3学期始業式

平成29年度第3学期始業式 校長講話

 

 皆さん、おはようございます。

 年末年始とあっという間に過ぎ去ってしまった感じですが、皆さんは、充実した冬休みを過ごすことができたでしょうか?

  

 私は、先日、元女子ハンマー投げオリンピック日本代表選手の室伏由佳さんの話を聞く機会がありました。

 ちなみに、由佳さんの父親は、元男子ハンマー投げオリンピック日本代表選手で、「アジアの鉄人」と言われた室伏重信さん、兄は、アテネオリンピックで男子ハンマー投げ金メダルに輝いた室伏広治さんです。

 

 そんなご家族の影響もあってか、由佳さんは、中学校から陸上競技を始め、高校・大学で円盤投げ、さらに大学4年生の時にハンマー投げに転向し、2004年にアテネオリンピック出場、その後のアジア大会では、銅メダルを獲得するなど、2012年に引退するまで、女子ハンマー投げの第一人者として活躍されました。

 

 そんな彼女が、現役時代、第一線で活躍していた頃、常に心がけていたことがあります。それは、「誰かが見ていても、見ていなくても、正しい自分を保つ。」ということだったそうです。

 

 「誰かが見ていても、見ていなくても、正しい自分を保つ。」

 

 さて、皆さんはどうでしょう?日頃の本校での高校生活を振り返ってみましょう。

 

例えば、

 顧問の先生がいても、いなくても、決して手を緩めることなく、厳しい練習に自分を追い込んでいるだろうか?

 

 毎朝始業前の5分間の「朝学」の時間、担任の先生がいても、いなくても、与えられた課題に一生懸命取り組んでいるだろうか?

 

 気分に左右されずに、毎日の授業に積極的に参加しているだろうか?

 

 気持ちのいい爽やかなあいさつを、いつでも、どこでも、誰にでも、しているだろうか?

 

 廊下に、ごみが落ちていたり、ジュースの染みなどを見つけた時に、誰に言われることなく、率先してきれいにしようと心が動いているだろうか?

 

 自転車に乗る時、どんなに急いでも、友達との話が盛り上がっていても、飛び出し、横の広がり、スマホ等を見ながらの運転等は、絶対にしないと自分に言い聞かせているだろうか?

 

 その時の周りの雰囲気や、その時の気分に左右されることなく、やるべきことをしっかりすること、これを「自律」と言います。

 

 私は、昨年の4月にこの学校に着任して以来、皆さんの、授業や学校行事、部活動に一生懸命取り組む姿、どんな時にも明るくあいさつをしてくれたり、校歌を一生懸命に歌っている姿などに出会う度に、いたく感動し、皆さんからたくさんの元気をもらっています。そしてこうした皆さんの姿こそが本校の強味であり、宝であり、本校の伝統なのだと思っています。

  

 皆さんは、決して能力が低いわけではありません。素直な明るい生徒たちばかりです。だからこそ、私は、皆さんには、自律の精神をしっかりと育ててほしい、そして、どのような状況であっても、正しい自分をしっかり持って、さらなる高みを目指してほしいと常に願っています。

 

 今日から始まる3学期は、言うまでもなく、1年間の総まとめの時期となります。これまでの高校生活を振り返り、来年度に向け目標を再設定する時期です。反省すべき点は、しっかりと反省し、次につなげられるようにしなければなりません。

 

「有終の美を飾る」という言葉があります。

「物事をやり通し、最後を立派に仕上げること。」という意味です。

 

 3年生諸君、どうか残り少ない高校生活を精一杯送ってください。そして、その素晴らしい姿勢を後輩にきちんと伝えて、卒業を迎えてください。

  

 1・2年生諸君、3年生からしっかりと八潮南高校の良き伝統を引き継ぐとともに、4月に新たな後輩を迎えるに当たって、先輩としての自覚をしっかりと育ててください!

 

 今学期、皆さん一人ひとりが、どのような有終の美を飾ってくれるのか楽しみにしています。