【学校生活の様子】

12月朝礼

12月1日 全校集会 校長講話

 

先日の強歩大会お疲れさまでした。皆さんの頑張る姿、特に、3年連続入賞や1時間を切るタイムを目指し、見事にそれを果たした生徒、ゴール直後に倒れ込み、立てなくなるほど、力を出し切った生徒、自分が目指していた記録がでず、思わず悔し涙を流していた生徒、等々、皆さん一人ひとりが自分の限界に挑戦した、ひたむきで一生懸命な姿から、たくさんの素晴らしい感動をいただきました。部活動単位や、役員として、準備や運営を支えてくれた多くの皆さんも含め、素晴らしい行事だったと思います。本当にお疲れ様でした。

 

さて、すでに皆さんは新聞報道等で知っていると思いますが、今年8月から10月にかけて、ツイッターで知り合った女性らを巧みに自宅に誘い出し、男女9名を殺害したという実に悲惨な、そして凶悪な事件が、神奈川県座間市で起きてしまいました。

その被害者の中には、皆さんと同じ埼玉県内の県立高校の17歳の女子高校生も含まれており、同じ県立高校に勤める者として、犯人に対して大変な憤りを感じています。そして高校生が被害に遭ってしまったことに、大変心を痛めています。

 

そこで、今日は、ツイッターやLINEなどのSNSが関係するトラブルについて、話をしたいと思います。

 

ここ数年、SNSで、未成年が犯罪に巻き込まれるケースは増加しています。

次の事例は実際に起きた事件です。「同じバンドのファンの女子高生とSNSでよく話をしていました。ある時、『ライブのチケットが余分にあるから一緒に行こう!』と誘われました。ライブ当日、待ち合わせ場所に行ってみると、SNSの写真とはまったく違う男の人で、チケットの話もウソ。無理やり車に乗せられそうになりました。」

SNSは、皆さんの世代にとって、同じような価値観を持った人と悩みや本音を打ち明けられる交流の場として機能しているとは思います。怖いのは、面識がない相手でも、やり取りを重ねていくうちに、「優しそうな人だな」とか「会っても大丈夫だ」と考えてしまうことです。この心理状態は、まじめな人、心の優しい人、そして、悩みにすごく苦しんでいる人ほど陥りやすいのです。

人というのは、何回か直接会うことで、どんな人かようやくわかってくるものだと思います。SNS上で話が合うからといって、相手が絶対に信用できる人であるとは限りません。ネットには悪意を持って、具体的には、性的目的や、何らかの犯罪を意識して接触を試みる人もいるという危険性を常に忘れてはなりません。

現実の世界での悩みは、現実の世界でしか解決できません。

ネット上で知り合った人とは、ネットだけの交流に留めておくこと、そして絶対に会わないようにすることが、ネット被害を未然に防ぐ方法だと意識してください。

 

 

また、個人情報を安易にSNSに書き込んでしまったことから、本人や自宅等が特定されてしまい、嫌がらせやいたずらなどの被害を受けた例も多発しています。

実際、自分の氏名や学校名、クラスや出席番号、写真などを安易に掲載しているものが多く見受けられます。

名前がなくてもクラスや出席番号等いくつかの情報を組み合わせれば、全く関係のない人に個人が簡単に特定されてしまいます。また、写真等からも、写真に記録されている位置情報(GPS情報)や背景等で、自宅が簡単に特定されてしまうのです。

その他にも、他人のプライベートな写真を、その人に無断でSNS上に掲載することは、肖像権の侵害になり、違法行為となってしまいます。

 

写真を含め、自分や他人の情報は一度発信してしまったら、もう取り戻すことはできません。

書き込みの内容や写真が将来にわたって適切な内容なのか、書き込みや写真を見た人が、他の人に伝えても大丈夫な内容なのか、さらにはその内容は人を傷つけることになっていないか、等十分に判断しなければなりません。これこそが、ネット社会を生きていく上での、人としての最低のモラルだと思います。くれぐれも一時の感情やノリで、安易に掲載することは無いよう注意してください。そして今日中に、ネットに掲載している自分や知り合いの情報や写真を確認して、やはりまずいかなと思うものは、必ず削除してください。

 

インターネットは、大変便利なツールです。様々な情報を瞬時に手に入れることができますし、世界中の人たちと簡単につながる素晴らしい道具です。しかし、一歩使い方を間違えば、容易に犯罪に巻き込まれたり、人をおとしめることになってしまう悪魔の道具になりかねません。

くれぐれも、ネットの向こう側は、危険な世界につながっていることを決して忘れないでください。

 

さて、今日は、期末考査6日前です。2学期の成績がつくとても大切な考査です。今は皆さんにとって、踏ん張り時です。

決して簡単にあきらめることなく、先生方のアドバイスをしっかりと聞いて、試験勉強を計画的に進めてください。