【3位決定・鷲宮戦】令和5年度国体東部地区予選【3度目の正直なるか】
5月6日(土)、三郷工業技術高校にて、
東部合同チームは決戦の日を迎えました。
対するは、鷲宮高校。
現合同チームが昨年11月に発足してから、冬の新人戦、春の関東予選と2度ぶつかっては押し返された、因縁の相手。
しかし、我々合同チームは着実に実力をつけている。
冬の新人戦でトライ数3ー1、
春の関東予選はトライ数2-1。徐々に背中は見えてきた。
流れは、こちらにある。メンバー全員が、そのつもりで挑んだ。
当日は、風が南から北へ、校舎側からグラウンドを縦に切り裂くように突風が吹き込む。
鷲宮ー合同の決戦は、普通の天候ではやらせてもらえないようだ。
前半、合同が風上をとる。
キックを主体に敵陣に入る戦術を得意とする鷲宮にとっては難しい流れ。先手、合同の流れを確実にものにしたいところ。
前半10分、早速合同が先制のトライをあげる。キックも成功し7-0。
このままスコアを重ねたい所だったが、風を上手く使おうと意識し過ぎたことが裏目に出始める。
キックの飛距離が出過ぎないように、制御しようとして効果的に陣地をとれない時間帯が続く。まずい。ついに鷲宮がラン&キープザボールで地道に時間を使いながら、じりじりと合同のDFを後退させ、前半の終盤に大外でのトライをとる。
合同7-5鷲宮。キック差で勝っている。
が、後半は風下。その意識が、戦術を乱れさせてしまった。
後半10分、鷲宮の猛攻を2度防ぎ、インゴールからのドロップアウトで再開する場面。
鷲宮の選手たちが全員22mラインよりも後方に下がった。
目の前に、大きなスペースができていた。
選手たちは、風下からロングキックを蹴ってまた鷲宮のゴール前アタックを喰らい続けるストレスから脱出したかったのだろう。
手前のスペースに弱く蹴って、地上戦を選択した。自陣ゴール前10mの大ピンチ。
面を食らったのは鷲宮よりも、合同の周りの選手たち。
サポートが遅れ、ボールキープが間に合わず、ボールを取り返されてついに逆転を許す。7-12。
さらに、茫然として切り替えられず、再開のキックオフ、セットプレーからの短時間でもう一本。
イージーなDFの穴から鷲宮に突破を許し、与えてはならない追加点。7-17。
それでも、まだ時間はある。あと10分で10点(ゴール成功に関係なく2トライで追いつく)は、決して取り返せない点差じゃない。
そこにゲームを決めるトドメの一撃。
グラウンド中央、ゴール前10mで合同のペナルティが発生すると、鷲宮はペナルティゴール(ショット)を選択する。スクラムやFWの突進でトライを狙いに来てくれていたら、集中力を取り戻した合同FW陣が止められていたと思う。
無情にも、突風吹きすさぶ上空をまっすぐに、ゴールポストの間を縫ってボールは通過していった。7-20。試合時間、あと2分だった。
最後は、合同のキックオフ、ボールを奪い取ってせめて一本と敵陣での攻撃を続けたが、
鷲宮の意地のDFに跳ね返されて攻撃失敗。
試合終了となった。
結果、合同チームは東部地区4位となり、県大会に出場することはできず。
また、新人戦以来ともに闘ってきた東部合同も解消となりました。
結果は悔しいものにはなりましたが、この半年を通して
ゲーム経験を重ねたメンバーには多くの成長が見られました。試合内容、本当によく体を張ってチームの為に前に出ていた、健闘したと思います。
今後、6月の七人制大会に向けては
2年連続の単独チーム「八潮南高校」として準備をしていきます。
新しく入った一年生たちは、一日も早く活躍できるように、
毎日のように自主練習を頑張っています!!
やる気に満ち溢れ、とても良い雰囲気に、期待がもてますね♩
応援よろしくお願いします。