【学校生活の様子】

2017年9月の記事一覧

平成29年度 第2学期始業式

平成29年度  第2学期始業式 校長講話

 

 おはようございます。

 今年の夏は、例年になく雨の日も多く、夏らしくない日も多かったような気がしますが、皆さんにとっては、どんな夏休みだったでしょうか?

 私も、この夏休み、様々な場面で皆さんの頑張っている姿を見ることができました。例えば、履歴書の作成や面接練習等に一生懸命取り組んでいる3年生の姿であったり、あるいは、部活動で、3年生引退後、毎日の練習を通じて、新チームとしての土台作りを着実に進めている姿や、1学期当初は大差で負けていたチームが、互角の接戦の試合展開を繰り広げるほど大きな成長を遂げていた姿であったり、また、ほんの一例ですが、吹奏楽部が、19年ぶりに埼玉県のコンクールに出場し、素晴らしい演奏をしてくれたという、吹奏楽部にとってはもちろんですが、本校にとっても大きな一歩を踏み出すなど、夏の暑さに負けずに着実に努力し、成長している皆さんの姿をみることができ、大変うれしく思っています。

 

 さて、長かった夏休みも終わり、いよいよ今日から第2学期が始まります。

 新学期は、言うまでもなく、再スタートのチャンスです。私は、1学期の講話で、「目標を立て、それに基づいた計画を立てること」の大切さについて話をしましたが、仮に1学期が不本意に終わった人や、夏休みをなんとなく過ごしてしまった人でも、新たなスタートが切れるチャンスとなります。

 

 新学期のスタートラインに立った今、今一度、自分なりの具体的な目標、例えば、「必ず進路を決める」、「県大会出場」、「検定試験で何級合格」などの自分なりの目標を再確認し、新たなスタートを切っていきましょう。皆さんには「目標を持ってそれに向けて挑戦し続ける」姿勢を持ち続けてほしいと願っています。

 

 「凡事徹底」という言葉があります。この言葉は、「当たり前のこと、誰にでもできることを、徹底してやり続ける」ということです。

 例えば、挨拶をする。ゴミを拾う。靴をそろえる。時間を守る。人の話をちゃんと聞く。提出物の期限を守る。これらは、当たり前のことや誰にでもできることですが、こういった当たり前のことを、「やっておいてよかった」とするのか、「やっておけばよかった」としてしまうのかとでは、大きな違いがあると思います。

「やっておいてよかった」と、「やっておけばよかった」との差は本当に些細なものかもしれません。しかし、それが1週間、1か月、1年と経つうちに大きな差となっていくものだと思います。

 逆を言えば、どんなに小さなことでも、毎日徹底してやり続ければ、その小さなこと一つ一つの積み重ねが、やがて大きな結果を生み出すということになるのだと思います。

 

 先日の新聞で、この夏の甲子園で見事優勝を果たした花咲徳栄高校にまつわるエピソードが掲載されていました。「夏の大会直前。練習前のグランドに、前日片づけ忘れたボールが二つ落ちていたことで、監督は、選手たちに『当たり前のことができないと、当たり前のプレーができない。』と雷を落とし、この件以降、チームが引き締まっていった。」という内容の記事でした。

 優勝したチームですから、野球の技術は素晴らしい選手がたくさんいたかもしれません。しかし、それだけではなく、野球選手である前に、どのような状況でも、人としての当たり前のことをきちんとやり続ける人間、些細なミスでも気づける視野の広い人間になろうという強い気持ちを、チーム全員が今一度再確認して、甲子園に臨んだことが、全国優勝という素晴らしい結果につながったのではないでしょうか。

 人間は感情の動物です。何かをやる際に気分が乗らない時があるかもしれません。疲れてしまい今日ぐらいはサボってしまおうかなと思う時があるかもしれません。ついうっかり忘れてしまうという時もあるかもしれません。

 しかし、そうした自らの心の弱さ、意識の低さを乗り越えて「誰でもできる当たり前のことを、どのような状況でも徹底してやり続ける」という強い意志こそが、偉大なことを成し遂げることにつながっていくのだということを教えてくれたエピソードだったと思います。

 

 今学期は、修学旅行、文化祭、強歩大会など、大きな学校行事も多く、1年間の中で最も長く中心となる学期です。凡事徹底の精神で、今学期が実りあるものとなるよう、皆さんに期待します。

 

最後に、特別教室棟の大規模改修工事がほぼ終了しました。夏休み中、皆さんには不便を掛けました。また、備品の移動には多くの生徒の皆さんに協力をいただき、ありがとうございました。きれいな校舎で、新学期の良いスタートが切れることを願っています。