2021年5月の記事一覧
ラグビー部 春季活動報告③「関東合同大会セレクションマッチ ~もう一度、関東へ…」
こんにちは、八潮南高校ラグビー部です。
いつも応援してくださっているOB、OG、保護者の皆様、本当にありがとうございます。
春季報告シリーズも、いよいよ最終回となりました。
前回の国体予選より、遡ること一週間、
4月25日(日)、浦和工業高校Gにおいて
延期になっていた「令和2年度関東合同チーム大会」のセレクションマッチが行われました。
東部合同と南西北部合同で従来のチーム同士で15分マッチを行い、
その中でセレクションをしていく、というものでした。
ゲームの内容としては、東部合同が4本のトライをあげ常に優勢の状態、
各選手、自分の持ち味を全面に出して主体的にプレーをしていました。
ディフェンスも、しっかりとプレッシャーを掛けゲインラインを突破させずにボールを奪い続け終了。
とはいえ、横に大きく流れる選手を受けてスペースを許してしまう部分や、
ジャッカルを狙うガードの足元に倒れてノットリリースザボール、
笛リアクション、FWの倒れた塊が下がり切る前に動き出せないこと、
ルール理解
結果よりも、ぜひ内容にコミットすべきかと。
15分2本なので、結果は4対0、あっという間でしたが、
本番も、同じ時間での短期決戦を意識して、さらに敵陣侵入&ボール争奪を重視、反則ゼロにこだわらねばなりません。
取り切るチャンスで反応できるか、普段からもっと感覚を研ぎ澄まさないといけませんね。
加えて、もう一本、暫定チームを組んで試合をした後、両チームスタッフで協議、
このセレクションマッチだけでなく、普段の試合でのパフォーマンスも含めて審議した結果、
本校3年生主将・安本祐吾君が埼玉県代表選手として関東大会に出場することが決まりました。
ポジションは2番「フッカー」です。W杯日本代表だと堀江翔太選手(パナソニック)と同じですね。
2020年3月、中止になった令和元年度大会から通算して2年連続となる数名の選手の一人です。
去年の、中止の報せを受け、呑み込んだ悔しさ、
活動停止期間に感じた焦燥と不安を乗り越えて、
5月30日、再び戦場に立ち、挑戦することになります。
また、僭越ながら私土谷も、埼玉県合同チームを率いる監督として
関東大会に赴くこととなります。
当然、今大会も、新型コロナウィルス感染拡大状況によっては、
再び悔しい思いを呑み込まざるを得ないことも頭の片隅に置いておく必要はあるでしょう。
ですが、決戦の舞台に上がれるのであれば、
応援してくださる全ての方々に恥じぬよう最善の準備をし、
「出場する選手に良い思いさせたい!!」思いを第一に、
埼玉合同から関東代表選手を出せるよう、全勝目指して闘ってまいります。
決戦の日は、5月30日(日)栃木県内において密を避ける形で開催予定です。
今後とも変わらぬご声援とご協力をよろしくお願いいたします。
ラグビー部 春季活動報告②「国体東部地区予選 ~最終節の熱戦」
こんにちは、八潮南高校ラグビー部です。
シリーズ第二弾となる今回は、
5月1日(土)の「令和3年度 国民体育大会東部地区予選」です。
強烈な南風が吹き込む中、向かい風に苦しむことになった前半。
相手のミスもあって敵陣でプレーをする場面もあったが、
キックで簡単に自陣へ戻されます。
粘りのDFでボールを奪い、自陣ゴール前からの脱出をしようと相手の裏に蹴り込むも、
風に戻され思うようにいかず、結果的に春日部の攻撃をゴールラインを背に受け続ける展開へ。
とうとう、マイボールラインアウトのミスから、連続攻撃により最初のトライを許します。
その後、ペナルティゴールを追加され、前半を0-10で折り返し。
追い風を受けての後半、早々にマイボールにしたい所ですが、思うように攻撃に転じられず。
春日部のボールキープも相まって地上戦でじりじりと詰められ、
再びゴールを背にした形でのマイボールスクラム。
ここから、何とか敵陣に入って反撃の狼煙をあげたい、まさにその時、
スクラム内で、ボールの転送に失敗、跳ね返ったボールは春日部側に転がっていき、敵の主力選手がそのまま持ち上げてトライ。0-17。
その後勢いづいてしまった春日部は、Fwの強いランナーを外に配置して勝負させる戦術も加わり、2本のトライを追加します。
合同は、孤立による反則、敵の脱出のキック処理の失敗、
なんとか敵陣に入った所で終盤にボロボロになったFwのサイクルはにぶく、勝負所にこだわり切れず
ノートライで終了、合同0-27春日部
セットプレーからのミスが2つのトライに直結していること、
ミスやテンポの悪さから、攻撃のチャンスを活かしきれなかったこと
大いに反省しなければならないと思います。
監督としても、試合展開の予測や采配に振り返るべき点が多々あり、改めて、公式戦一勝の重みと距離を目の当たりにしました。
本来であれば、このあと5月5日に順位決定戦が予定されていましたが、のちに事情により試合は中止。
こうして、5月4日に組まれていた最後の合同練習は「解散紅白試合」として、
OBや教員も加わり15対15でゲームをやって終わりました。
なんとか、7校合同の最終節、最後は勝たせて終わらせてやりたかった。というのが本音ですが、
まだ、君たちは闘いの途中。
悔しい気持ち、「もっとこうしたかった」気持ちを新たな合同チームで爆発できるよう、エネルギーに変えてくれ。
気持ち切り替えて、3年はとくに、最後の戦いに向けて後悔しない日々を過ごそう。
春季報告シリーズ最終回は、5月12日更新予定。
昨年度、新型コロナウィルス感染拡大による臨時休校で中止、悔しい気持ちを押し殺し、
今年度も緊急事態宣言により延期されていた、関東合同チーム大会が5月30日に設定され、
そのメンバー選考のセレクションマッチと、その結果です。
乞うご期待!!
ラグビー部 春季活動報告①「春の関東予選 ~全国出場チームの壁」
こんにちは、八潮南高校ラグビー部です
春季活動報告シリーズ第一弾は、
4月18日(日)に行われた「第69回関東大会県予選 一回戦」の報告です。
冬の新人戦地区大会で出場権を得た、今年度最初の公式戦。
前日の激しい雨はどこへやら、素晴らしいグラウンド状況と春風(やや強めの)に包まれる、
伊奈学園総合高校が会場でした。
対戦相手は、川越東高校、昨年度全国大会における埼玉県代表校にして、
前回の新人大会においても県ベスト4の強豪校でした。
スコアにして、合同A 0-75 川越東
ボールの争奪、オフロード、一度のアタックの選択肢の多さ、シンプルな体の強さ、スピード、、
圧倒的な力を前に、合同Aの選手たちは、最後まで堂々と食らいついていきました。
「まず最初の10分良い戦いをしよう、そのために最初の1プレーにこだわろう」と、監督として選手に話していました。
前半、合同Aのキックオフにより試合開始、
ヒガシのFw(フォワード)がボールをキャッチした瞬間、合同の4番・8番が襲い掛かる。
すぐさまBk(バックス)に展開、今度は合同10番・12番が、外に展開される前に捉えようと、
鬼気迫るプレッシャーで一歩もゲインラインを割らせない。本当によく頑張ってくれた。
懸命にタックルを重ね前進、ついに2番(八潮南・安本)がダブルタックルからの
サック(ボールのもぎ取り)によってアタックに転じる。
ところが、敵のプレッシャーを受けてミスが起こり、すぐさま川越東ボールへ。
テンポの早いアタック展開によって、後退する合同側のDFは徐々に足が止まる。
そして、トライ。最初のトライを皮切りに、前半で50点の大差。
それでも、合同Aの選手たちは、気持ちを切らさない。
FwのモールDF、13番のトライセーブタックル、味方のグッドプレーに勇気をもらって、闘う。
ハーフタイムでは、ディフェンスに関する修正点を伝え、
「最後まで、やるべきことをやり抜いて、ラグビーを楽しもう」と言って、選手は再び戦場へ。
後半、タックルに行けば跳ね返され、ボールを持ったら倒されて乗り越えられ、
疲れ、暑さ、タックル、タックルで頭が真っ白になりながら、敵とボールを追いかけた25分。
それでも全員が、最初から最後まで集中して、何度も全力で敵にぶつかっていきました。
まだまだ、これからがありますから、スコアや内容は厳しく現実を受け止めないとなりません。
県大会で、どんな相手が来ても勝ちたいなら、言い訳無用。
それでも、全国大会に出場するレベルのチームと闘い、身をもって学んだ実力の差、
最後まで必死に立ち向かう中でしか得られない経験やその結果が、
これからの人生にきっと大きなプラスになると信じています。
更に、レベルアップしていこう。練習の質を、自分に求めるものを変える。
君たちは、まだまだ伸びる。もっと強くなれる。
越えられない壁に、最後まで挑み続けたのだから。
春季報告シリーズ第二弾となる次回は、
5月1日行われた、合同Aチームにとって最終節、最後の公式戦にあたる国体東部地区予選の報告です!
お楽しみに。
シリーズ「ラグビー部 春季活動報告」日程予告
こんにちは、八潮南高校ラグビー部です。
新年度も早いもので、すでに一月が経ち、GWが終わってしまう今日この頃となりました。
我らが合同Aチーム(八潮南・草加東・草加西・越谷南・鷲宮・花咲徳栄・不動岡)は、
春休み明けから毎週のように大会、試合を繰り返し、今日、5月4日、最後の合同練習を終えて解散となりました。
今後は七人制大会を経たのち、6月頃合同チームの再編成、9月の全国予選に向かうことになります。
そういう訳で、
報告事項もだいぶ貯まってきた所で…
シリーズ「ラグビー部 春季活動報告」と題しまして、今後、以下の日程でアップしていきます。
①「春の関東予選 ~全国出場チームの壁」(5/7 予定)
②「国体東部地区予選 ~最終節の熱戦」(5/10 予定)
③「関東合同大会セレクションマッチ ~もう一度、関東へ…」(5/12 予定)
各校では人数も少ない中、「緊急事態宣言」「合同練習の原則禁止」で集まって合わせる機会も激減、
解禁は、大会からわずか3週間前、しかも新学期が始まり週末の数回の練習しかできない、逆境、逆風。
それでも闘志を燃やし続け、壁にぶちあたってきた、男たちの激戦の物語(になる予定)です。
次回は5/7更新予定、「ハルカン」こと、「春の関東大会県予選」です。
相手は、川越東。3か月前に行われた、第100回全国大会「花園」に出場した強豪との戦いの記録です。
お楽しみに!