活動報告

2021年9月の記事一覧

【大会報告】第101回全国高校ラグビー大会埼玉県予選一回戦

 

9月初旬の不安定な気候と、分散登校で慣れない生活リズムの中

過ぎ去る時間の流れの早さを感じながら

刻々と迎えた9月12日(日)、

第101回全国高校ラグビー大会埼玉県予選が各会場校にて開催されました。

合同B(八潮南・草加東・鷲宮)は、進修館高校会場の第3試合、

13:00 Kick offで、西部地区大会(国体予選)第2位の川越高校と対戦しました。

  

前半、合同ボールのキックオフから開始、

早々にペナルティを与え、内側のDFエラーから先制を許す(0-7)が、

今度は敵陣に入って、合同FW(フォワード)陣の猛攻が始まる。
セットプレーにおいては⑧黒澤(鷲宮2年)
ペナルティからの攻撃では②安本(八潮南3年)が斬り込み、

何度も川越側のゴールラインまであと一歩の所まで詰め寄るも、得点には至らず。

再びDF連携のもつれから2本目のトライを許す(0-14)が、

前半22分、逆に相手のミスでこぼれたボールを⑭井澤(鷲宮2年)が懸命に拾い上げ、
チームの士気を高めるトライ(7-14)。

その後前半終了3分間はひたすら川越の攻撃に耐え続けます。
③渋木(八潮南1年)も、1プレー内に2度のタックルで敵のアタックを喰い止め貢献。
何とか追加点を与えずに、前半を終了します。

  

後半も、反則から川越の攻撃に耐える流れでスタート。
なかなか自陣からの脱出はできないが、懸命に守り、走る合同BK(バックス)陣。

この日、川越のパス&サポートでBKによる外展開を主軸とする攻撃に対し、
合同Bは横にスライドして大外のスペースを消すDFで対策。
⑨橋本(八潮南2年)が味方DFの裏をカバーしながら、グラウンドを縦横無尽に駆け回ります。
今試合、間違いなく最長の走行距離(運動量)だったでしょう。お疲れ様。

懸命に守りますが、後半10分、とうとう外に2対1の絶好機を与えてしまい3本目のトライ(21-7)。

しかし、決して合同Bチームは追撃の手を弛めません。
敵陣22m手前、深い所に再開のキックオフを蹴り込むと、

合同Bの要、両センターの活躍により敵陣でボールを奪い返す。
⑬後藤(草加東2年)が外に逃げようとする敵の足を捉え、勢いを殺された敵がボールを手放す一瞬を狙い⑫豊田(鷲宮2年)が外に回り込んでナイスタックル、たまらず
敵がボールをこぼすと、
そこから逆サイドに⑩→⑦→⑧→⑮と展開し、
投入して1分の⑳武井(鷲宮2年)が、公式戦初トライをあげると(21-12)

会場は、何度も突き放されては喰らいつく、合同Bの奮闘に大盛り上がり。

これ以上の失点は許されない。
ゴールラインを背に、FWを中心に決死のDFで防衛し3~4回の局面を制して
ついに、自陣ゴールラインの1m前でペナルティを獲得。

じりじりと、接点を前へ前へと押し上げていきラストワンプレー、
終盤で、すでに選手たちは体力と気力も限界に近づく頃…
ここでBKのパスミスを川越高校につけ入られ大きく後退してしまいます。

再びゴール前まで戻され、絶体絶命のピンチかと思ったその時、
敵のFWが焦ってボールを後ろに取りこぼす、
転々と転がる、フリーのボールを
滑り込んで最後の合同のアタックチャンスをもぎ取ったのは、
④池亀(八潮南3年)のセービングでした。

大きくグラウンド中央にキックを蹴った司令塔の⑩松永(鷲宮2年)、BK陣が懸命に追いかけますが、ここでボールを掴んだのは川越でした。

最後の最後に残されたアディショナルタイム(ロスタイム)のチャンスでしたが、
限界を振り切った体力では密集に追いつくのがやっとのFW達に、
カウンターラックを仕掛ける力は残っていませんでした。

密集から遠く後ろに下がった川越のキッカーが真横にボールを蹴り出すと、

レフリーの笛が、ノーサイド(試合終了)を告げました。

 

結果、川越高校 21 - 12 合同B
というスコアで終わり、3年生2名は引退となりました。

あと一歩のところまで必死に食らいつきましたが、届きませんでした。

 

ですが、選手たちは本当に、限界を超え、学校の枠を超えて、立派に闘いました。

スタートメンバーの内3年生2人、2年生10人、1年生3人で構成された合同Bチーム。

核となるポジションや局面の判断をしてゲームを作っていく役割の多くを

2年生が背負い、主体となっていたチームでしたが、彼らが120%の力を出したことで、

追い詰め続けることができたのだと思います。

そしてそれはきっと、

1年前の大会の時、どれだけ現3年生が引退した先輩たちのために命懸けで戦っていたか
ちゃんと見ていたことが大きくて、

負傷して最後まで出られないかもしれない主将のために
13人の後輩たちが実力以上の力を発揮してくれたのだと思います。

 

改めて、ラグビーというスポーツの「魂」の部分は、
ONE FOR ALL , ALL FOR ONE」なのだと、また一つ子どもたちに教わりました。

監督として、本当に良いチームだったと心から思います。

本校3年生の最後の試合を、3年間で最高のゲームにしてくれた1,2年生と、

支えてくださったすべての方々に感謝します。

 

しばしの休息の後、新チームを再始動したいと思います。

今後とも、応援よろしくお願いいたします。

 

顧問 土谷