2022年6月の記事一覧
悲願の単独出場、ラグビー七人制大会
6月18日(土)、全国高校ラグビー七人制大会埼玉県予選トーナメントが
熊谷ラグビー場にて行われました。
今回、八潮南高校ラグビー部にとって
8年ぶりとなる単独での出場を果たしました。
第一試合、対戦相手は所沢北高校。
先日の国体県予選では県ベスト8のチーム、
開始早々に2本のトライを連続して許し、相手の反則につけこんで中央突破を狙うも
整った相手DF陣に跳ね返され、前半を0-34で終了。
後半、キャプテンの橋本がキックオフのリターンで1本取り返すも、突き放すように得点を重ねられ、最終的に5-60で敗戦。
しかし、予選トーナメントはあと1試合。
八潮南セブンスの本当の闘いはここから始まった…!
続く第二試合、
熊谷農業高校との試合はお昼を挟んで午後からのキックオフ。
ゲーム前、所沢北戦で出てしまったDFセットとカバーリングの修正練習を兼ねたアップを行い、いざ勝負へ。
互いにボールが行き交う激しい攻防が続きますが、
流れを掴んだのは、開始3分のDFから。大外に逃げようとする熊農のボールキャリアーを逆サイドから追跡したキャプテン橋本(⑤SO、草加谷塚中)が、これを捉え激しいタックルで押し出すと、
ラインアウト(上の写真)から作戦開始。この日のために準備したSPサインが見事に決まる。
2年生の渋木(②HO、八潮大原中)が密集からボールを持って離脱し、敵の選手に突進!突如内側で発生したピンチに熊農BK陣の連携が崩れると、
渋木→橋本とややパスは乱れたものの外につないで先制のトライ!
さらに、前半の終了間際、敵陣ゴール前スクラムから、
渋木が敵のボールを奪うと、3年の日向(①PR、八潮中)、また渋木と大型FWによる連続攻撃の後、
最終的にトライを決めたのは、今大会スクラムハーフとして大抜擢された2年生の堀内(④SH、八潮潮止中)。
渋木からオフロードパスでボールをもらった橋本が敵のタックルを受けあと一歩の所で倒されるが、
堀内は、橋本の倒された方向、ボールの軌道が残るフラットのスペースに走り込む。
橋本は、倒される際、堀内が走り込むと信じてボールを手放す。
練習の成果と信頼関係が見えた素晴らしいトライで前半を折り返します。
続く後半のキックオフ、3年の越川(⑥CTB、潮止中)が、
相手のキックミスでできた一瞬の隙を見逃さず、60mの独走トライを決めて、
流れを完全に掴むトライを上げました。
以降、すべて敵陣から一度のラインブレイクも許すことなく3本のトライを追加し試合終了。
結果、 八潮南 32 - 0 熊谷農業 ということで、
八潮南、悲願の単独出場を
勝利で飾ることができました。
1年生も、上級生の中に混ざって必死にプレーしていました。
とくに、榎本(③PR、八潮中)がボールを拾い上げて果敢に突っ込んでいくシーンが印象的で、相手の反則を誘うことにもつながりました。
安本(⑦WTB、潮止中)はメインキッカーとして、ゴールキック1/6、再開のキックオフではミスなくゲームメイクに貢献しました。
着々と成長していることを感じさせます。
他の1年生も、次の試合に向けてさらに精進しましょう!
また、ガイドライン上ついに保護者の観戦が可能となり、
複数の保護者や部員の弟、妹たちが駆けつけてくださいました。
日頃選手たちを支え送り出してくださっている皆様に、ようやく応えることができたと思っております。
遠い中熊谷まで足を運んで頂き、勝ち試合を見せられて良かったです。
すべて、選手たちが日ごろ頑張っているお陰です。
また、この瞬間を迎えるために、引き続きご協力よろしくお願いいたします。
最後になりますが、
これから合同チームの枠組みが決まり、夏休みを挟んで3年生の最後の大会に向かっていきます。
1年生は、先輩と肩を並べて第一線でプレーしていくことになります。
2年生、後輩たちを支えてやってくださいね。数か月後に最上級生となる準備を…。
期末考査や進路活動など、3年生にとって非常に大変なシーズンが始まります。
一層の応援、よろしくお願いいたします。