2022年10月の記事一覧
全国花園予選二回戦
2週連続の台風と豪雨に悩まされた9月の3連休後半、
9月24日(土)も朝から土砂降りと小休止を繰り返す悪天候の中でしたが、
第102回全国高校ラグビー大会埼玉県予選二回戦が行われました。
合同A(八潮南・越谷南・草加西・花咲徳栄・不動岡)は第3試合、
13:00Kickoff、川越工業とのゲームでした。
重量FWの押し込みと、キックによる陣地取りを得意とする川越工業に対し、
「下に入るタックル」と「キック対策」を入念に練り込んで臨みました。
前半、敵のFwの得意プレーをほぼ封殺し続ける展開。
②栗本(草加西・3年)と⑥越川(八潮南・3年)のプレッシャーで敵の近場の攻撃やラインアウトを喰い止めます。一方で、こちらのボールになってもなかなかボールが繋がらず、
雨と泥でつるつるのボール、ぬかるんで踏み込めないグラウンド、
互いに苦闘し、思い通りのアタックが出来ない展開が続きます。
合同Aの主軸、越谷南コンビ⑮清水がキックからのカウンターでビッグゲインを切り、
④竹内が敵のFWに突撃するも、なかなかその次のリズムに繋がらず、ボールを取り返されてグラウンドの敵陣と自陣を行ったり来たり、
前半の終盤には、合同Aが自陣ゴールラインを背に必死の防戦を続けます。
⑧茂呂(不動岡・3年)の奮闘もあり、何とかピンチをしのいだ所で
前半は0-0のイーブン。
監督から「強気で行く事、(掴まっても)味方の援護が来るまで立ってファイトし続けること」だけ伝えられ、選手たちは再びスイッチが入り後半へ。
後半10分。
ピンチをしのいで再び勢いづいた合同FWの連続攻撃、
全体を見ながらボールを捌く⑨橋本(八潮南・3年)を、勢いよく呼ぶ声「橋本!」
全体の流れの逆に残り、意表を突いたのは②栗本。
栗本が暴れDFをかき回すと、敵が焦って反則を連発。
敵陣のゴール目前となり、合同FWのラッシュの末にトライをとったのは
1年生にしてこの日積極的なアタックを見せていた①コウショウ(越谷南)!!
ゴールは外れますが、5-0、ついにゲームが動き出しました!
ところが、このあとは徐々に敵陣が遠のき自陣に押し返される展開へ。。。
キックによる脱出の失敗、セットプレーのミス、
FWが段々と疲れて前半のDFで見せた集中力が落ちてくるとDFラインの規律も乱れ
じりじりと自陣ゴール前が背に近づいてくる中、
ミスが重なり相手にボールを与えると、敵FWのスクラムからの猛攻を止めきれず、5-7(キック成功)で逆転を許します。
それでも、1トライ(5点)、1ペナルティーゴール(3点)でも逆転のチャンス、
合同Aもしぶとく喰らいついていきます。
外に展開されて振り切られそうになっても、
⑨橋本、⑩虎見(花咲徳栄・3年)、⑮清水の広範囲のカバーDF&激しいタックルで
何度もゴール前で食い止めました。
しかし、善戦の末、最後の最後に余計な反則で自陣ゴール前5mに追い込まれ、疲れ切ったFWのセットが遅れ2本目のトライ、
最終的に、5-14で敗れました。
選手たちは、非常によく頑張った。
出場した3年生たちは本当によくやってくれました。
これで引退となりますが、
3年生たちの存在はとても大きかったなぁと、試合を振り返り思います。
現役として残る1・2年生たち、これまでたくさんのことを3年生に頼ってきた、
これからは自分たちで考え、判断、決断、実行していかなければならないことがたくさん出て来て、
恐らく壁にぶつかる度に、先輩方の偉大さを実感するのだろうと思います。
八潮南高校も、選手3名、マネージャー1名が引退します。本当にお疲れ様。
高校で、ラグビーをやる選択をして、本当によかったね。
最後になりますが、当日の悪天候の中、ご来場いただいた皆様、
とくに、3年間応援・ご支援をし生徒たちを送り出してくださった3年部員の保護者の皆様。
本当にありがとうございました。
彼ら彼女らの、ラグビーという選択を応援してくださり、ありがとうございました。
八潮南高校ラグビー部では、先輩たちの意志を引き継ぎ、もっと良いチームを目指せる選手、「人」を育ててまいります。
今後とも、応援よろしくお願いいたします。