2023年2月の記事一覧
〔ご報告〕4年連続関東大会出場、および東部地区選抜入り
過日、行われた地域対抗戦(合同チーム大会)の結果、
渋木 光(2年普通科・大原中)が埼玉県代表選手として選出されました。
チームとしては4年連続、選手個人としても2大会連続の選出となります。
今後は、3/18・19の茨城県水戸市で行われる関東大会に向けて、埼玉県合同として準備をしていくことになります。
昨年は、神奈川合同・群馬合同とそれぞれ戦い、2戦とも1トライ差という僅差で敗れました。その悔しさを先輩たちと味わい、今度は上級生として挑む2度目の大舞台。頑張ってきます。
さらに、もうひとつご報告です。
3月に、埼玉県内で東西南北の各地区から学年ごとに選抜した選手でチームを作り争う「四地区対抗戦」があります。コロナ禍でしばらく見合わせられていたのですが、3年ぶりに実施されることになりました。
東部地区においても、東部選抜セレクションが2月上旬の二日間で行われました。厳正な選抜の結果、
安本 禮我(1年情報処理科・潮止中)が
東部地区1年生選抜チームに選ばれました。
これは、普段所属するチームが単独か合同かなど関係なく、県大会ベスト16の高校の選手も混ざった中で選ばれたものであり、八潮南高校からは約10年ぶりの選出となりました。
こちらも、今後練習会を重ねて四地区優勝を目指し頑張ります。
八潮南高校ラグビー部は、
他校や他の部活と比べても、人数は少ないです。自校だけでは、1チームで試合に出ることもできません。
しかし、それでも日々一生懸命ラグビーに没頭して、
各自の目標を持ち、真剣に取り組んでいます。
人数が少ないことで、グラウンドで肩身の狭い思いをさせてしまうこともあったと思います。
彼らは、そんな環境に言い訳をすることなく、体を張って、技術と強さを磨いてきました。
今回、こうして関東合同大会に出場する選手が出たこと、
また、単独校も交えた中で実力を認められ選抜されたことは、
「僕たちは、単独チームの選手たちとも戦える」
「僕たちが普段積み重ねていることは、結果につながるんだ。間違っていないんだ」
とても強い自信につながると思います。
顧問としても、選手たちの努力と夢に応え、他校に負けない「成長できる環境」を与えられているのかなと、嬉しく思います。
一方で、大切にしなければならない事は、これまで多くの先輩たちが残してくださった伝統と環境の上に、今の八潮南高校ラグビー部があるということです。
先輩たちから受け継ぐ「良い流れ」を、絶やすことなく一層励んでいきたいと思います。
最後に、
選手たちに決して忘れて欲しくないこと。
いつぞやのミーティングで言いました。
「選ばれるか、選ばれないか、よりももっと大切なこと」
今回、選ばれた選手は、自分が成長できること、練習ができることは、少ないなりにも一緒に練習している仲間のお陰であることをよく理解して下さい。驕ることなく、感謝の気持ちをもって次のステージに挑みましょう。
選ばれなかった選手は、悔しい気持ちから目を背ける必要はないと思います。
どう受け止めて、次の自分の目標とするか。まだまだ、ここはゴールでも何でもない。
春の関東予選、そして、いよいよ半年後に近づいてきた9月の全国予選に向けて、
成長の足を止めず前進しよう。
地域対抗戦(県内合同チーム大会)結果報告
1月22日と2月4日の二日間に分けて、埼玉県内の合同チームのみが出場する
「地域対抗戦」が熊谷ラグビー場にて行われました。
八潮南高校は東部合同として参加し、西部・北部と合わせて3地区の三つ巴。
二日間のうち、1月22日は西部合同が出場を見合わせ、東部合同も諸事情により多くのメンバーを欠いた状態でしたが、関東大会へのセレクションのため、いるメンバーのみで実施。
北部合同にトライ数5-2で突き放されました。
そんな、リベンジマッチの要素もありつつ、
3チーム揃っての決戦は、2月4日(土)となりました。
第一試合、西部合同と北部合同の試合は5-17で北部が勝ち星を上げる。
松山高校のハーフ団を中心に、安定したゲームメイクをしていました。
そして、第二試合はいよいよ東部合同vs西部合同の試合。
互いに自陣と敵陣に行ったり来たりの一進一退の攻防が続きましたが、開始15分ころに相手のスクラムからこぼれたボールを拾い上げ、ゴール前へ。
FWの連続攻撃で西部合同のディフェンスがポイント周辺に集まった所で、
バックスに展開し先制のトライ!
その後、再度ゴール前で相手の反則から連続攻撃を仕掛けると、
八潮南キャプテン③渋木(2年・大原中)の突進を起点に相手のDFを後退させ、2本目のトライを上げました。
西部合同とのゲームはそのまま失点することなく12-0でノーサイド。
3本目、リベンジマッチとなる北部合同戦に向け、勢いにのります。
いざ、北部合同との決戦を告げるキックオフ、
最初こそ自陣深くに蹴り込まれますが、キックで効果的に陣地を取り返して前に進むと、
それまで突進を繰り返し相手FWにマークされていた渋木が、ひとつパスを挟んでSO(スタンドオフ)に繋ぎ、バックスラインを活かします。パスは乱れましたが
敵としては、内側のFWやSOが渋木に引き付けられ、数的不利となるGOODプレー!
開始10分までに、④安本(1年・潮止中)含む2本のトライで先制、12-0。
しかし、 この辺りから東部合同に連戦の疲れが見え始める。
温存していたリザーブメンバーを投入するも、要所のDFで突破を許し自陣での守備の時間帯が増えだすと、打って変わって立て続けに3本のトライをとられ逆転を許してしまいます。コンバージョンキックも一本決められ、12-17。
このままでは終われない、残り時間あと5分。
再開のキックオフで相手のリターンから始まると、
この日リザーブとして途中から出場していた⑰百木(草加東高・1年)が懸命なタックルにより敵陣10m付近で相手の勢いを止めると、ボールは逆サイドに展開。
同じく途中出場で久しぶりの復帰を果たしていた㉒田部井(不動岡高・2年)の絡むポイントでついにボールを奪い返すと、いざ、反撃の狼煙へ。
急な攻守交替に相手のDFが揃わない隙をついて、⑧皓翔(越谷南高)→⑥花香(草加東高)の1年生コンビがオフロードパスで突破、一気にゴール前までボールを運ぶと、
そのままFWがゴールポストの足元に近づくように攻撃を繰り返し、トライ!17-17、同点に追いついた直後、
ゴール後のコンバージョンキックに成功し、19-17で勝ち越します!!
残り2分もしっかりと集中力を保ってボールキープし、脱出のキックで中盤エリアまで押し返した所でノーサイド!
結果、
東部合同 12- 0 西部合同
東部合同 19-17 北部合同 ということで、
この日は東部合同が2試合を制する形となりました。
さて、この地域対抗戦は、本来
3月の関東合同チーム大会に向けた埼玉県代表選手のセレクションを兼ねています。
ゲームの中で活躍した選手たちは選ばれることもあるでしょう。
是非、その際には埼玉を背負う自覚を自信に変えて、頑張ってください。
一方で、選ばれたかどうかよりも、
今回の2週間の日程の中で、初日の敗戦で何を感じ、二日目に向けて自分やチーム、プレーに対してどう向き合い準備をしたか、
それが何よりも大切だと思います。
一戦一戦を通して掴んだ経験と成長の先に、
4月、春の関東予選につながる何かがある。それを見落としてはいけない。
各選手、一旦は痛んだ体を回復させつつ、
学生の本分である勉強、学年末考査に専念しましょう!
やるべきことをやった上で、やりたいことを存分にやる。
合同チームの再開に向け、各々がチームの一員としてやるべきことをやりましょう。