2023年3月の記事一覧
関東大会レポート(ラグビー部)③(最終)
3月18・19日、令和4年度関東合同チームラグビー大会が行われました。
初日の天気は、埼玉でも朝から雨。現地の天候が心配される中、埼玉合同一行は大宮を出発しました。
会場のツインフィールド水戸は、人工芝と天然芝の2面の他にもアップ会場として使える広場を有する素晴らしい会場でした。が、
雨は強さを増し冷たい風も吹きこみと、ここ数日の陽気が嘘のような曇天、極寒。
そのようなコンディションの中でも、その都度気持ちと体温を上げながら
2試合の連戦を闘いました。
第一日目の試合結果は、
埼玉合同 3 - 17 千葉合同
埼玉合同 5 - 5 茨城合同(同点規定による抽選の結果、埼玉の勝利)
となり、初日をブロック3位で終了。
全体を通して、雨天でボールが滑りやすい状況に15分ハーフという短期決戦の要素が合わさって、
相手のミスを上手に捌いて反応しゲイン出来るチームや、セットプレーが安定しているチーム、DFでは立て続けに割られないよう粘り強く立て直すチームが勝利に結びついている印象でした。
大会二日目は、素晴らしい天気に恵まれ最高のコンディションで迎えられました。
2ブロックの同順位チームとの20分ハーフ。
対するは、本来優勝候補の一角だった東京合同。
試合結果は、
埼玉合同 0 - 50 東京合同
前日の試合の怪我でFWの中核選手を2枚を欠いた大変苦しいスタート、キックオフから2分で最初のトライを許すと、その後は防戦一方の流れへ・・・。
それでも、何度もキックオフから敵陣にボールを蹴り込み、プレッシャーを掛け続けます。
八潮南から出場した選手は1名。
渋木くんは、直前の練習会中に左足を負傷しスタートからの起用こそありませんでしたが、
3本中2本の試合に3番プロップとして途中出場。
持ち前の迫力ある突破やスクラムの強さは発揮できなかったものの、
とくに東京合同戦では
防戦一方の試合運びのなか、引き倒しからのジャッカルプレーで相手の反則を誘うなど、状況に合わせて戦い方を変えるような工夫で一応、貢献はできた、かな?
現地まで応援にお越し下さった選手関係者の皆様、ありがとうございました。
さて、関東合同がゴールではないので、反省すべき所は反省を。
たしかに優勝候補。たしかに強豪。
しかし、同じ高校生。同じ、普段少ない人数で日々練習をしている合同チームの選手。
屈強なフィジカルに、スクラムは押された。タックルは振り回され、相手のアタックを跳ね返すことはできなかった。
パススピードやキャッチの瞬間のトップスピード、適切なボール処理。バックスのレベルも高かった。
体や技術だけではない。ラグビーの理解。広い視野でポジショニングのスキをつく判断力。オフロードの選択肢の多さ。分かっていて、先読みして動いている、だからこそ生まれる圧倒的なテンポの差。
もう一度言おう。同じ高校生。同じ合同チームの選手。
感じた壁の高さを成長に繋げられなければ、それらは負け惜しみに他ならない。
「相手が強かった」で終わってしまっては、
次に同じレベルの敵と戦っても結果は変わらない。そして同じ感想でまた自分を慰める。
「自分がもっと戦えたら」「次はもっとこうしたい」
その気持ちを行動に。日々の練習やチームに向かう姿勢を変えていこう。
今回の経験を、自分のレベルを上げるきっかけにしなければならない。
そして、自分だけではなく、チームに対しての見方、求めるレベルを上げよう。
半年後の9月、花園予選に向けて、
本気でその仲間たちと勝ちたいと思うなら。
引き上げていこう。
関東大会レポート(ラグビー部)②
関東大会の日程がいよいよ近づいて来たところで、
埼玉合同の練習会も本格的に動き出しています。
お互いの地区を行ったり来たりするのはもちろん大変ですが、
自分たちの地区でやるときには選抜されなかった各校の選手もDFに入るなどして協力。
八潮南のメンバーも、東部地区で行った日は全員で参加し、
人数の多い中での実りある練習を行えました。
チーム揃ってのテストマッチも経て、
いよいよ明日、埼玉合同は関東大会当日を迎えます!!!
3月18日(土)・19日(日)の二日間にわたり、
茨城県水戸市立サッカー・ラグビー場(ツインフィールド)にて戦ってまいります。
初戦の相手は千葉合同、13:00Kickoffです。
埼玉を代表する気持ちを誇りに、八潮南高校を代表して戦う気持ちを意地に変えて、
頑張ります。
応援よろしくお願いします!!!!!
関東大会レポート(ラグビー部)①
本校キャプテンの渋木(大原中・2年)くんが関東合同大会に向けて
2年連続で選抜されております。
関東合同チーム大会の練習会も、徐々に動き出しております。
限られた回数、限られた時間の中で、戦術を全体で理解しチームを作っていきます。
2月末、練習会初日のスタートでは、少し固さが感じられましたが、
陽気なキャラクターが良い味をだし、コミュ力の高いメンバーが他地区の選手を巻き込んでいき、
何よりお互いに選ばれた選手としての自覚とリスペクトをもって、徐々に打ち解けていきました。
今後もあと数回の練習会とテストマッチののち、
3月18・19日の水戸大会に挑みます!
次回の関東大会レポートもお楽しみに!
令和4年度卒部式&東部地区最優秀選手賞受賞!
3月9日(木)、
八潮南高校ラグビー部から4名の卒業生を送り出すため、
今年も卒部式が執り行われました。
先立って午前に行われた卒業式予行では、
37期生キャプテンの橋本藍斗くんが
「令和4年度東部地区高体連ラグビー最優秀選手賞」を受賞し、表彰がありました。
主に、スクラムハーフやスタンドオフなど、バックスの中でも中核となるポジションで活躍、
体育祭の50m決勝では、全校生徒の中でも第2位の俊足を披露。
スピードランナー、タックルの精度、バックスのほぼ全ポジションを経験した器用さを買われ、
関東合同大会にはウィングとしてメンバー召集されました。
おめでとう。
そして、午後には卒部式。
現役生から先輩方へのメッセージ、記念品贈呈の後、
運動部の経験がなく、ケガに苦しみながらそれでも3年間必死についてきた先輩。
後輩たちは、苦しくても弱音を吐かない背中から多くを学びました。
細い体で周りに心配されながら、いつの日からか毎日のタックル練習を楽しみにしていた先輩。
後輩たちは、積み重ねた努力は必ず報われることを学びました。
喋ることが苦手で、チームスポーツなんてやって来なかったのに、常にチーム全体のことを考え続け、気付いたら合同チームのバックスリーダーを任されるようになったキャプテン。
後輩たちは今まさに、それがどれだけ難しいことで、先輩方がどれだけ偉大だったか、壁の高さを感じています。
とても頼りになる先輩方。
「まだラグビーがやりたい」「ラグビー部ロスです」
それぞれの思いを胸に卒業していきます。
ラグビー部を、選んでくれてありがとう。
ラグビーをやらせてくれた、親に感謝を。
ラグビーで学んだこと、手に入れたことをこれからも大切に。
いつでもグラウンドで待っています。
卒業おめでとう!!!