2023年5月の記事一覧
【単独・八潮南】七人制練習試合【1年生の初出場!】
5月28日(日)、浦和工業校グラウンドで
七人制大会に向けた実戦練習を行いました。
実戦形式の練習とは言え、
八潮南高校にとっては久しぶりの単独でのゲーム。
一年生にとっては初めて相手をつけた練習だったので、
円陣を組んで気合いを入れてから選手たちはグラウンドに向かっていきました。
互いに経験の少ない一年生を入れての試合だったので、タッチ形式から徐々にはじめ、
段々と体をあてたり、掴まえたりと強度を上げていきました。
この日、多くの一年生が実戦デビューを果たしたことが、非常に大きな収穫でした。相手にも当然2・3年生が混ざっている訳で、よく頑張ったと思います。
一方で、アタックの選択肢の少なさや、攻守の切り替えの反応の鈍さ、何よりも、
ディフェンスの面での課題が浮き彫りになってしまったことは反省点。
とは言え、まだまだ単独八潮南セブンズは動き出したばかり。
ここで出た課題は本番に向けての伸びしろでしかありません。
今後の予定としては、
6月4日(日)七人制東部地区大会 @三郷工業技術高校
6月17日(土)七人制ラグビー県大会(本戦)
本戦の詳細は、後日顧問総会後に報告いたします。
八潮南高校ラグビー部は、
今一番伸びている部活です!!!
今後とも、応援よろしくお願いいたします。
【3位決定・鷲宮戦】令和5年度国体東部地区予選【3度目の正直なるか】
5月6日(土)、三郷工業技術高校にて、
東部合同チームは決戦の日を迎えました。
対するは、鷲宮高校。
現合同チームが昨年11月に発足してから、冬の新人戦、春の関東予選と2度ぶつかっては押し返された、因縁の相手。
しかし、我々合同チームは着実に実力をつけている。
冬の新人戦でトライ数3ー1、
春の関東予選はトライ数2-1。徐々に背中は見えてきた。
流れは、こちらにある。メンバー全員が、そのつもりで挑んだ。
当日は、風が南から北へ、校舎側からグラウンドを縦に切り裂くように突風が吹き込む。
鷲宮ー合同の決戦は、普通の天候ではやらせてもらえないようだ。
前半、合同が風上をとる。
キックを主体に敵陣に入る戦術を得意とする鷲宮にとっては難しい流れ。先手、合同の流れを確実にものにしたいところ。
前半10分、早速合同が先制のトライをあげる。キックも成功し7-0。
このままスコアを重ねたい所だったが、風を上手く使おうと意識し過ぎたことが裏目に出始める。
キックの飛距離が出過ぎないように、制御しようとして効果的に陣地をとれない時間帯が続く。まずい。ついに鷲宮がラン&キープザボールで地道に時間を使いながら、じりじりと合同のDFを後退させ、前半の終盤に大外でのトライをとる。
合同7-5鷲宮。キック差で勝っている。
が、後半は風下。その意識が、戦術を乱れさせてしまった。
後半10分、鷲宮の猛攻を2度防ぎ、インゴールからのドロップアウトで再開する場面。
鷲宮の選手たちが全員22mラインよりも後方に下がった。
目の前に、大きなスペースができていた。
選手たちは、風下からロングキックを蹴ってまた鷲宮のゴール前アタックを喰らい続けるストレスから脱出したかったのだろう。
手前のスペースに弱く蹴って、地上戦を選択した。自陣ゴール前10mの大ピンチ。
面を食らったのは鷲宮よりも、合同の周りの選手たち。
サポートが遅れ、ボールキープが間に合わず、ボールを取り返されてついに逆転を許す。7-12。
さらに、茫然として切り替えられず、再開のキックオフ、セットプレーからの短時間でもう一本。
イージーなDFの穴から鷲宮に突破を許し、与えてはならない追加点。7-17。
それでも、まだ時間はある。あと10分で10点(ゴール成功に関係なく2トライで追いつく)は、決して取り返せない点差じゃない。
そこにゲームを決めるトドメの一撃。
グラウンド中央、ゴール前10mで合同のペナルティが発生すると、鷲宮はペナルティゴール(ショット)を選択する。スクラムやFWの突進でトライを狙いに来てくれていたら、集中力を取り戻した合同FW陣が止められていたと思う。
無情にも、突風吹きすさぶ上空をまっすぐに、ゴールポストの間を縫ってボールは通過していった。7-20。試合時間、あと2分だった。
最後は、合同のキックオフ、ボールを奪い取ってせめて一本と敵陣での攻撃を続けたが、
鷲宮の意地のDFに跳ね返されて攻撃失敗。
試合終了となった。
結果、合同チームは東部地区4位となり、県大会に出場することはできず。
また、新人戦以来ともに闘ってきた東部合同も解消となりました。
結果は悔しいものにはなりましたが、この半年を通して
ゲーム経験を重ねたメンバーには多くの成長が見られました。試合内容、本当によく体を張ってチームの為に前に出ていた、健闘したと思います。
今後、6月の七人制大会に向けては
2年連続の単独チーム「八潮南高校」として準備をしていきます。
新しく入った一年生たちは、一日も早く活躍できるように、
毎日のように自主練習を頑張っています!!
やる気に満ち溢れ、とても良い雰囲気に、期待がもてますね♩
応援よろしくお願いします。
【準決勝】令和5年度国体東部地区予選結果【県への挑戦】
5月4日、草加高校で国体東部地区予選の準決勝戦が行われました。
結果は、合同 7-47 草加
さすが東部一位の実力といったところ。手ごわい相手でした。
数人の3年生が怪我等を抱えた状態でのスタートとなりましたが、
三工技戦で勝利を勝ち取ったことが自信となり、
ゲームの入り自体は大変良く、前半の終了時点では7-12で一本で逆転を狙えるような試合運びでした。
選手たちは、よく戦ったと思います。
さて、次戦は5月6日の3位決定戦。
相手は、もう一方の準決勝戦で敗退した、鷲宮高校。
この半年間で3度目ですが、トライ差は着々と縮まっています。
一日挟んでのハードスケジュールですが、
雷雨規定で敗れた前回大会の悔しさを晴らすため、GW最後の闘いも全力で挑みます!
【東部地区4強入り】ラグビー国体地区予選一回戦 結果【全てを出し切る】
4月30日、心配されていた雨予報もなんとか持ちこたえ、
曇り空に包まれた獨協埼玉高校グラウンド、
令和5年度国民体育大会東部地区予選一回戦が行われました。
昨年の11月から活動している「新人戦シーズン」の現在の合同チームにとって、最後の公式戦となる今大会、前回の鷲宮戦の煮え切らない終わり方も相まって、
東部合同は、過去最高の集中力でゲームに臨むことができました。
合同チームのキックオフで開始した前半、まずはFWがプレッシャーをかけ続けます。
3フェーズ目に味方のタックルに連動して④安本(2年・潮止中)がカウンターラックを仕掛けボールを奪うと、合同が連続攻撃を開始。圧力をかけ続けじりじりと三工技フィフティーンをゴール前まで押し込むと、
ペナルティーから③渋木(3年・大原中)が敵FWめがけて猛然と突撃。それを起点にFWのラッシュを繰り返すと、開始4分で先制のトライ!
勢いづく合同チーム、今度はバックスの魅せ場がやってきます。
敵の布陣奥に出来た「DFの隙間」にボールを蹴り込み、またしてもゴール前へ。
そして前半10分、なかなか中盤から思うとおりに前に出られない相手チーム、浮いたパスがこぼれたところを
プレッシャーを掛けてあがっていた両センターが拾い上げ、⑬→⑫堀内(3年・潮止中)とつなぎ2本目のトライ!
前半はその後スコア動かず、14-0で折り返します。
後半も、目が離せない展開が続きます。
前半のラストプレー、自陣ゴール前の大ピンチを切り抜けて大変良い流れで後半に突入。三工技キックオフの再開が失敗に終わると、合同のセンタースクラムで再開。
バックスのスピードランナーが敵DFの間に斬り込んでビッグゲインすると、サポートに走っていた選手がそのまま持ち上げて3本目のトライ!21-0
しかし、やはり骨のある三工技。そう簡単にいかせてはもらえません。
後半15分、合同の反則からペナルティーキックを蹴り出し、合同陣内へ進入。
ラインアウトモールから固く結束した三工技FWの「塊」を、
合同チームも踏ん張りましたが抑えることはできず、一本のトライを許します。21-7。
しかし、失点から気持ちを切り替え、懸命に戦って後半22分、
ロングキックから「50-22」で最後のビッグチャンスを掴みます。
※「50-22」・・・2020年から導入されたいわゆる新ルール。自陣側から見てハーフウェイライン(50m線)より後方から蹴ったボールが、ワンバウンド以上して敵陣22m線より前方(ゴールラインより前)で外に出た場合、蹴った側のラインアウトで再開となる(攻撃の継続が認められる)。
合同もラインアウトモールでやり返す、この日最後の力比べ。
三工技FWによって前進の勢いは止められましたが、モールサイドのDFが薄くなっている所を見つけた
④安本が全身の力一杯ねじ込んでトライ!!!
キックはわずかに外れましたが、瞬間、
ノーサイドのホイッスルが曇天の独協埼玉グラウンドに響き、
26-7で東部合同の勝利、
東部地区4強の一角を破って、地区ベスト4進出が決定しました。
今後、5月4日から始まる準決勝以降の試合を通して、
地区上位3チームに入ることが出来れば県大会進出となります。
過去10年以上、東部合同チームが今大会で県大会に上がったことはありませんでした。
もちろん結果も大事ですが、
試合に出場した上級生に「半年間やってきたことの成果」を実感させられたことに喜びを感じます。
掴まって倒されるまでの平均時間は明らかに目標を超えました。
味方のタックルに反応、カウンターラックを仕掛ける試行回数が増えたので、実際にフォワードが勝ち切って争奪を制する場面が増えました。
プレーの合間、仲間に声を掛けたり集中力を上げようとして「チームに発信する側」になりつつあります。
君たちは、明らかに半年前の君たちとは違う。変わっている。自信をもってさらに自分からアクションを起こしたり、もっと貪欲に上を目指す原動力にして欲しい。
戦いはまだ終わっていない。
目指せ県大会出場、果たせベスト3入り。
次戦、5月4日(木)、東部地区1位の草加高校戦。
応援よろしくお願いします。